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- データ重視が逆効果? インドア練習でシャンクが増える“意外な理由”
インドアゴルフで練習している時だけ、なぜかシャンクが出る……。もしかしたら、インドア特有の閉塞的な空間やデータ依存の練習が、その遠因になっているのかもしれません。
環境と意識に潜む落とし穴
インドアゴルフは半ば密室のような環境のため、各打席のインパクト音が屋外の練習場よりも鮮明に響きます。
そんな中、時折「ガツッ」という鈍い音が耳に飛び込んでくることがあります。そう、ゴルファー泣かせのミスショット「シャンク」の音です。できれば、その言葉さえ口にしたくない人も多いのではないでしょうか。

筆者はここ3カ月ほど、無人のインドアゴルフ(レッスンなし)を利用していますが、屋外の練習場と比べてシャンクの音を耳にする頻度が高いように感じています。
「室内だから音が響きやすいだけでは?」あるいは「単なる気のせいでは?」とも考えましたが、同じくインドアを利用しているゴルフ仲間に聞いてみると、「言われてみれば、そんな気もする」という、肯定とも否定ともつかない反応が返ってきました。
実際、筆者自身もコースでは何年も出ていないシャンクが、インドアでの練習中に限って出ることがあります。
日常的にインドアで指導しているレッスンプロの小松拓夢氏にこの話をすると、「突発的にシャンクが止まらなくなるレッスン生は確かに少なくありません。インドア特有の環境が影響している可能性も考えられます」と、やや肯定的な見解が返ってきました。
そこで今回は、「屋外練習場よりも、インドアゴルフの方がシャンクが出やすい」という仮説について、小松氏とともに考察していきます。
インドア特有の環境が影響している可能性も
まず考えられるのは、インドア特有の閉塞的な環境による影響です。インドアでは数ヤード先にスクリーンがあり、アドレス時の正面にはネットや壁が迫っています。また、無人施設では照明を落としているケースも少なくありません。
そのため、無意識のうちにボールへ近づきすぎたり、凝視するあまりつま先体重になったり、体が前に突っ込んで手元が前方へ押し出されるといった、シャンクが出やすい状態に陥る可能性があります。
さらに、シミュレーターで確認できるスイング動画や詳細なショットデータも、使い方によってはシャンクの遠因になり得るといいます。
小松氏は次のように話します。
「レッスン生の中には、スイング動画やショットデータの“見映え”を良くしようとするあまり、動きが硬くなったり、ボールに当てにいく意識が強くなってしまう方がいます。当てにいく意識が強いと体ごとボールへ突っ込みやすくなり、またリキんで手元から振り急ぐことで、シャンクを含むミスショットを誘発するのです」
「一方で、“真っすぐなボールだけが正解”と思い込み、少しの曲がりにも過敏に反応してしまうケースも見受けられます」
ショットデータは上達のヒントになる一方で、過度に囚われることで思わぬ副作用を招く可能性もあるでしょう。閉塞的な空間でデータばかりを追い続けると、知らず知らずのうちにリキみや焦りが生まれてしまうのです。
小松氏は「データと同じくらい、自分の体の感覚にも目を向けてほしい」とも話します。ときには結果から離れ、リラックスした状態でスイングすることも重要だといえるでしょう。
もしインドア練習で伸び悩みを感じているなら、開放感のある屋外練習場に足を運んでみるのも一つの手です。環境を変えることで、上達につながる“新たな気づき”が得られるかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうかいろいろと妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。
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