- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- “サンダル入場はさすがにお断り”もゴルフ場対応は意外に柔軟!? ドレスコード運用のリアル
最近のゴルフ場におけるドレスコード運用は形骸化しているのか。現場の実態を関係者に聞きました。
ドレスコードを守らないと入場を断られるケースもある
春になると、ゴルフ場のドレスコードが話題にのぼることが増えてきます。気温が上がるにつれて普段の服装が薄着になり、来場時やプレー時の格好も少しずつカジュアルになってくるからです。
また、新しくゴルフを始める人が増える時期でもあり、「ゴルフ場にドレスコードがあることを知らなかった」という声も聞かれるようになります。
ゴルフ場のドレスコードといえば、来場時のジャケット着用や、短パンにハイソックス、袖なしシャツの禁止など、いくつかのルールが思い浮かびます。ただ、実際にラウンドしていると、「そこまで厳しく言われたことはない」という人も多いのではないでしょうか。
「厳しく言わないのに、なんでそんなルールが必要なのか」と感じる人もいるでしょう。ジャケットを着て来場しても、ロッカーで脱いでしまえばそれまでですし、合理性だけを考えれば不要に思える場面もあります。
この違和感の背景には、ゴルフ場という施設の成り立ちがあります。会員制のゴルフ場は元々、「大人の社交場」として発足しており、その雰囲気や文化を維持するためにドレスコードが設けられてきました。そうした当時のドレスコードが、形を変えながら今も残っている施設が多いようです。

では実際に、ドレスコード違反で入場を断ったり、着替えてもらったりすることはあるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「うちのゴルフ場は一応、ホームページにドレスコードの記載はありますが、あんまりうるさく言わないようにしています」
「ただ、たまにサンダルで来る人がいるんですよ。『それはさすがにやめてください』と、入口でポーター業務をしているスタッフが注意します」
「それでどうするかというと、プレー用のゴルフシューズを皆さん持参されていますから、『車に戻って、ゴルフシューズに履き替えて、ゴルフシューズで入ってもらえればいいですよ』とお伝えします。うちではその程度ですかね」
「よそのゴルフ場では、入口にジャケットを用意しているところもありますし、赤いゴルフウエアはNGっていうゴルフ場もありますよね。私が聞いたことがあるのは、それくらいですかね」
柔軟に対応するコースが増えている
こうした現場の声を踏まえると、多くのゴルフ場ではドレスコードは“建前としては存在するが、運用としては柔軟”に扱っていることが分かります。
ただし、この状況はすべてのゴルフ場に当てはまるわけではありません。比較的カジュアルな服装でも問題なく受け入れるコースがある一方で、従来のドレスコードを厳格に守っているコースも存在するということです。関係者も「ドレスコードは二極化している印象があります」と話しています。
特に会員制の色が強いゴルフ場では、メンバーの意向も大きく影響します。「名門コースはやっぱりうるさく言わないと、メンバーがいろいろ言ってきますからね」という声もあり、ルールを維持する必要性が内部から求められているケースもあります。
前出のゴルフ場関係者は、ドレスコードについて次のような考えを語ります。
「今の時代、ドレスコードはある意味、お客様が決めることじゃないですか。『あのゴルフ場はゴルフウエアのまま入っても問題ないよ』というところもあれば、『あそこはさすがにジャケットを着ていったほうがいいんじゃないか』というのはお客様が判断されます」
ただ、ドレスコードを決めているのは、あくまでもゴルフ場側です。ルールに納得できなければ、そのゴルフ場を選ばないという選択も含めて、ゴルファー側に委ねられているともいえます。
ゴルファーがコースを選ぶ時代になった今、ドレスコードもまた、選択の一部になっているように見えます。ドレスコードは一律に守るべきものというよりも、「どのゴルフ場を選ぶか」という判断とセットで考えるものなのかもしれません。
文・保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
最新の記事
pick up
ranking











