- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- 素振りを変えるだけでスコアアップ!? プロや上級者が実践する“雰囲気素振り”って何なの?
レッスンプロの小松拓夢氏は「素振りはその“中身”によって、大きく3種類に分けられる」と話します。なかでも、プロや上級者が実践する“雰囲気素振り”には、ナイスショットや好結果を引き寄せるための秘密が隠されているようです。
スイングを意識しすぎる素振りがミスを招く!?
ショット前に何気なく行う素振りには、さまざまな意味や目的が隠されています。プロや上級者とアベレージゴルファーでは、同じ「素振り」でも、その中身は大きく異なるのかもしれません。
今回は“好結果につながる素振り”について、レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞きました。

「ショット前の素振りには、スイングの感覚やリズムを整える効果があるため、ルーティンの一部に取り入れている方も少なくないでしょう」
「素振りは、その中身によって大きく3種類に分けられると考えます。まずは、実際にボールを打つかのように振る“本気の素振り”。次に、スイングの形を意識する“チェック素振り”。そして、プロや上級者が実践する“雰囲気素振り”です」
小松氏によると、アベレージゴルファーに多く見られるのは、“本気の素振り”と“チェック素振り”だといいます。
「ショット前に本気の素振りをすると、リキみや『ボールに当てよう』という意識が過剰になりがちです。また、スロープレーや無駄な体力の消耗につながることもあるでしょう」
「一方、スイングの形を意識するチェック素振りでは、本番のスイングで動きがギクシャクしたり、スイング中の特定の部分で急にリキんだりしがちです。両者に共通するデメリットは、スイングで重要なリズムや、ターゲットへの意識が薄れてしまうことにあります」
「正しいスイングをしよう」「ボールにきちんと当てよう」と考えすぎることで、かえって本番のスイングに余計な意識を持ち込んでしまう。これが“本気の素振り”と“チェック素振り”に共通する落とし穴のようです。
プロや上級者は素振りで“打ちたい球”をイメージする
では、プロや上級者が実践する“雰囲気素振り”とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
「プロや上級者が実践する“雰囲気素振り”は、なんとなくの流れで、なんとなく振っているように見えるかもしれません。しかし、頭の中では、これから打とうとするショットのイメージを鮮明に描き出しています。どのエリアに、どんな球筋でボールを運んでいくかという“決断”自体は素振りの前に済ませていますが、それを再現するためのイメージや“雰囲気”を出しているのです」
「同時に、体をよりスムーズに動かすための準備を整えながら、よどみなく振り切る感覚を呼び起こしています。また、より脱力してスイングすることで、クラブヘッドの重みや遠心力も感じているのです」
つまり、“雰囲気素振り”は、スイングの形を確認するためのものではありません。すでに決めたショットのイメージを、実際のスイングへとつなげるための準備なのです。
ナイスショットの確率を高めるだけでなく、周囲から「うまそう」と思われる雰囲気にもつながりそうですが、まずは見た目をマネるのではなく、頭の中で打ちたいショットをイメージすることが重要でしょう。
さらに、プロや上級者は素振りを行いながら、スイング以外の“最終確認”も行っています。
「コースでは、基本的にフラットな場所はありません。特にティーショットの後は、どんな状況から打つことになるかは、まさに神のみぞ知るといったところです」
「ショット前の素振りでは、足場の状態や、それに合わせた重心の置き方、ボール位置などを確認しておきます。特にラフでは、素振りで芝の感触やクラブヘッドの抜け具合なども含めて“最終確認”しながら、ショットのイメージを固めていく必要があります」
「実際のラウンドでは、こうした状況判断を含めたマネジメントがスコアを大きく左右します。逆に言えば、素振りでスイングの形を意識しているヒマはないとも言えます」
素振りというと、つい「スイングを正しく再現するための動作」と考えがちです。しかし、実際のコースでは、足場やライ、ボール位置など、その場の状況に合わせて打ち方を決めなければなりません。
だからこそ、スイングの形をチェックするよりも、打ちたい球のイメージやリズム、そして実際のライに合わせた体の使い方を確認することが重要になるのでしょう。
ここ最近は“ノー素振り”のラウンドを試している筆者も、特にラフやアプローチでは、自分の順番が来るまでに軽い素振りを繰り返し、打ち出したいボールやスイング全体のイメージを固めています。コースではスイングの形を気にせず、リズムやイメージにフォーカスしたほうが、気分も軽く、結果的にスムーズなスイングにつながりやすいはずです。
次にショットを打つときは、スイングの形を確認するのではなく、「どんな球を、どこに打ちたいのか」をイメージしながら、軽くクラブを振ってみてはいかがでしょうか。
のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうかいろいろと妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.1」→「5.6」→「6.7」。
最新の記事
pick up
ranking











