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- なぜ「8ホール」? ゴルフ場であってゴルフ場でない? 日立製作所が戦前から持つ謎のコース
「ゴルフ場といえば18ホール」というのが一般的で、そうでない場合も9や27や36という「9の倍数」で構成されています。しかし、茨城県最古のゴルフ場「大みかゴルフクラブ」はキリの悪い8ホール。いったいどんなコースなのでしょう?
6ホールを3回まわるスタイルだからこその喜び

日本において、18ホールのストロークプレーでないとゴルフでないような認識が広がったのは、昭和時代のプロゴルフのテレビ中継の影響だと言われます。今では27ホールや36ホールの巨大なゴルフ場もある一方で、6ホールのゴルフ場にはそこでしか味わえない楽しさがあります。
古いゴルフ場には、18ホールとして運営されていても「フェアウェイの数は9つ」というゴルフ場が以外と多くあります。2グリーンにしたり、ティーイングエリアを分けたりして「18ホール」としているものの、実質9ホールのコースです。
雲仙ゴルフ場や仙塩ゴルフ倶楽部 浦霞コースなどがその代表例です。9ホールのゴルフ場には、1回り目の結果を参考に2回り目をどうプレーするか考える楽しみがあります。大みかゴルフクラブはプレーするのが6ホールですから、それが3回楽しめるというわけです。
実際に6ホールを3回まわるラウンドをしてみると、18ホールのゴルフ場では感じられない別の喜びを発見できます。同じホールに3度づつ挑戦できるということは、攻略するチャンスが3倍になるということだからです。前回のショットを思い出しながら「今度はこのクラブで、この方向から、こんな球筋でコースを攻略してみたい」と、回を重ねる毎に考えさせられます。18ホールを1度きりしかプレーできないのは、失敗の記憶がそのまま残り終わってしまう残念なゴルフとも言えます。
対して、6ホールを3回まわるゴルフで、ホールごとの3回のベストの記憶をつなげば、最高の成功体験だけが残るゴルフになります。試行錯誤しながらその日のうちにプレーを改善していけるのが、大みか流の楽しみでもあります。
歩きのプレーが残された数少ないゴルフ場

ゴルフと言えば、乗用カートでのセルフプレーが一般的である昨今、中には、健康増進を兼ねたスポーツとして、昔ながらの歩きのゴルフを志向されている方々も多くいらっしゃいます。
手引きカートを引きながら、あるいはバッグを担いで、球の落下地点に真っすぐ歩いていけるゴルフには、余計な機械操作に煩わされることのない純粋な楽しさだけが残ります。大みかゴルフクラブのクラシックな雰囲気には、なおさら歩きのゴルフが似つかわしいのです。
昔ながらのヒッコリーやパーシモンのゴルフクラブと糸巻きのボールで、この古いコースを歩けば、コースが出来た頃の先輩ゴルファー達と、時を超えて対話を交わしているような気持ちになります。
大みかゴルフクラブでのプレーを体験するには?

大みかゴルフクラブは、かつては到着順にプレーできるシステムでした。一人でフラっとゴルフ場を訪れ、受付で名前を書き順番にスタートするのです。コース内で他のゴルファーの方々と挨拶を交わしたりしながら、時には合流して一緒にプレーしたことも数多くあります。
一期一会のゴルフには、学ぶことが多くありました。
ただ、この度の改修後の変更点として、事前に電話予約が必要になったこと、一人でのプレーができなくなったこと、の2点がありますのでご注意が必要です。
また、レストランがリニューアルされてメニューも新しくなりました。ゴルフ仲間をお誘いのうえ、新しくなった大みかゴルフクラブをぜひ一度ご体験いただきたいです。そして、この素晴らしいゴルフ場を造った日立の歴史や理念をミュージアムから学ぶことも、大みかでの体験をより豊かにしてくれると思います。
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