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- 「ビギナーは狭い練習場の方がうまくなる」→その理由に納得できるワケ
大型練習場は、開放感や球を打ったときの爽快感があるので、小型の練習場より好きだと言う人は多いかもしれません。では、大型練習場で練習することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
球筋が見えることが大型練習場のメリット
ゴルフ練習場には、300ヤードを超える大型の練習場もあれば、住宅街の一角や建物の屋上にある100ヤード以内の狭い練習場もあります。最近では、シミュレーターを活用した最新測定器を備えたインドア施設も増加しており、練習場の選択肢は多岐にわたります。

ゴルファーとしては、なるべく広い練習場で練習したいと考えるかもしれませんが、特に都内では、大型の練習場は1球あたりの価格が高いことが大半なので、なかなか頻繁には通えないという人も多いかもしれません。
また、自宅周辺に大型練習場がないため、100ヤード以内の練習場に通ってる人もいるでしょう。一般的に100ヤード以内の狭い練習場では、着弾地点が分からないデメリットはありますが、ボールがすぐにネットに当たるため、自分がどこに打ち出しているか把握しやすいです。
大型練習場の場合は、どうしても着弾地点やボールを飛ばそうと意識してしまいがちですが、狭い練習場では、ボールの打ち出し方向やターゲットに対してしっかり構えられているかを確認できます。
では、大型の練習場で練習することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。
「やはり、大型練習場のメリットは、しっかりとした球筋を見ることができる点です。特に、スイングが確立されている上級者の場合は、遠くに飛ばそうとしてスイングが乱れることもあまりないので、コースを想定した球筋を見られる、大型練習場を使用する人が多いかもしれません」
「さらに、小型の練習場に比べて大型練習場のほうが開放感があり、球を打つ爽快感があるので楽しいのも魅力ですね」
このように、大型練習場のメリットは、球筋をしっかりと見極められること、着弾地点が確認できることが挙げられます。また、開放感や球を打つ爽快感を味わえるので「練習場に行ってみたい」という人を連れていくのにも適しているかもしれません。
初心者ゴルファーは段階を踏んで練習場の選択を
また、広い練習場のほうが「遠くまで飛ばそう」と考えるので、縮こまったスイングになりづらく、飛距離も伸びやすいのではないかと言われることもありますが、本当なのでしょうか?
「しっかりとしたスイングが確立している人であれば、大型練習場でどんどん打っていったほうが、確かに飛距離は伸びやすいと思います。しかし、スイングが確立されていない初心者ゴルファーが、遠くに飛ばそうと考えながらスイングも確立していくのは、至難の業だと思います」
「初心者ゴルファーの場合は、ボールの着弾地点が見えてしまうと『真っすぐ遠くまで飛ばそう』『ボールを曲がらないよう打とう』などと考えてしまい、正しいスイングから遠ざかり、悪いクセが付きやすいです」
つまり、スイングがある程度確立されている上級者ゴルファーの場合は、大型練習場を使用したほうが「遠くまで飛ばそう」という気持ちが良い方向に働き、飛距離も伸びていく可能性がありますが、スイングが確立されていない初心者ゴルファーの場合は、当てはまりづらいと言えそうです。
そのため、初心者ゴルファーの場合は、段階を踏んで練習場を選択することが、ゴルフの上達につながると関氏は話します。
「まず、初心者ゴルファーの場合は、こういうスイングにしたいという 『理想のスイング』を見つけて、室内などで素振りを行い、再現できるように反復練習をします。次に、インドアの練習場で練習すると良いです。素振りよりも、実際にボールを打つ分、ボールに気を取られてしまうかもしれませんが、球の行方は気にならないので、スイングに影響は出づらいです」
「スイングが確立してきたら『狭い練習場→大型練習場→コースデビュー→競技大会に出る』のが順序としてはベストです。キャリアの浅いうちは、飛距離を伸ばすことはそこまで重要ではありません。小学生ぐらいの飛距離でも、90切りぐらいまでは余裕でできるので、キャリアが浅いうちは追い求めない方が無難です」
プロゴルファーでさえスイングを改造するときは、素振りから始めて、狭い練習場やインドアから球を打ち始めます。
ゴルフを始めたばかりの初心者が、飛距離とスイングの確立を両立するのは難しいので、スイングが確立している人は、大型練習場でたくさん練習するとメリットがあると言えるでしょう。
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