「10年は大丈夫ってホント!?」 ゴルフクラブの“寿命”はどうやって判断する? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「10年は大丈夫ってホント!?」 ゴルフクラブの“寿命”はどうやって判断する?

ゴルフクラブの寿命がどのくらいか知っているゴルファーは意外と少ないかもしれません。そこで、クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏に「ゴルフクラブの寿命」について話しを聞きました。

クラブヘッドとシャフト自体はほとんど劣化しない

 ゴルフクラブは、ゴルフをプレーするうえでは欠かせない道具の一つになります。そのため、ゴルフを始める際にはドライバーやアイアン、ウェッジやパターなど最低限のクラブをそろえる必要があります。

シャフトが折れたりネックが抜けると大きな事故につながることも 写真:ShutterStock
シャフトが折れたりネックが抜けると大きな事故につながることも 写真:ShutterStock

 最近では、それなりに機能が備わっているクラブセットが比較的安価でメーカーから販売されていますが、消耗品でもあるため、どのくらいで買い換える必要があるのかは気になるところです。

 また、親や親戚から昔使っていたゴルフクラブを一式で譲り受けるケースもあるでしょう。状態が良いものであれば問題なく使用できますが、使い込まれて劣化しているものであれば、ヘッドとシャフトの接着剤が弱くなり、スイング時にヘッドが飛んでしまって、人に当たるなど取り返しのつかない事故に発展する可能性もあります。

 そのため、ゴルフクラブの寿命をある程度把握しておけば、買い換えるべきタイミングを判断することができるでしょう。では、ゴルフクラブの寿命とは、いったいどのくらいなのでしょうか?

 レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。

「実は、ヘッドもシャフトも特に劣化することはありません。しかし、夏場にクルマのトランクなどにゴルフクラブを長時間放置しておくと、接着剤が溶けて劣化を急速に早めてしまうので注意が必要です。しかし、最近はヘッドとシャフトをつなぐ接着剤も非常に性能が良いので、しっかり管理していれば『10年』は持ちます」

 一方、クラブのグリップに関しては「必ず定期的に交換することをオススメします」と関氏は話します。

「グリップに関しては『2年』ぐらいで劣化してきます。具体的には、グリップ部分の柔軟性がなくなり、ゴムとしての性能を失っていくほか、衝撃を吸収する能力もなくなっていくので、手首への負担も大きくなってしまいます」

「毎日のように練習している人であれば、2年以内に交換する人も多いですし、全く使用していなかったとしても、2年経過した場合はグリップ交換をしたほうが良いです。ビギナーの中には、グリップが交換できることを知らない人もいるので、覚えておくと良いでしょう」

 グリップが劣化して性能を発揮できなくなると、グリップを強く握りがちになります。その結果、腕や手首に余計な緊張を与えてしまい、スイング軌道やリズムが乱れ、ヘッドスピードも下がり、飛距離が低下したり方向性が定まらない要因となります。

 このように、クラブヘッドやシャフト自体は、ほとんど劣化しないので、グリップ交換を適度に行うことと、適切な保管場所でクラブを管理することが、長持ちさせるうえで大切になってきます。

キャディーバッグの保管場所に要注意

 また、キャディーバッグの保管場所について関氏は「直射日光や高温の場所に置かないのはもちろんですが、クラブのグリップには手の脂が付着しており、カビにとって絶好の繁殖場所になっているので、湿度の低い環境に置くことも大切です」と話します。
 
 キャディーバッグは、日陰で湿度が低く、風通しの良い場所に置くのが最適で、結露しやすい北側の壁際や台所、浴室の近くといった場所は避けたほうが無難と言えそうです。

 しかし、キャディーバッグが置けて、湿度の管理もできる場所が自宅にある人のほうが少数かもしれません。そのため、除湿剤を置いたり、こまめに換気を行うのが、クラブを適切な状態で保管する現実的な対策となりそうです。

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基本的にゴルフショップ等で買ってくるものは、新しいグリップ、下巻きテープ(両面テープ)、溶剤 写真:AC
劣化したグリップをシャフトを傷つけないようにしながら、カッターなどで取り除く 写真:AC
劣化したグリップをシャフトを傷つけないようにしながら、カッターなどで取り除く 写真:AC
溶剤を吹き付けて貼ってあった下巻きテープをきれいに拭き取る 写真:AC
新しい下巻きテープをグリップの幅に巻き付ける。らせん状にせず、縦に2本被せるなどの簡便な方法でも良い 写真:AC
グリップエンド部分に水滴などが入り込むとサビの原因になるので、下巻きテープでしっかりフタをする 写真:AC
粘着面を露出させた下巻きテープに溶剤を吹き付ける 写真:AC
グリップの内側にも溶剤を吹き付けるとグリップが入りやすい
シャフト部分を傷がつかないように固定して、グリップを一気に押し込む
溶剤が乾かないうちにグリップの向きなどを調整する。風通しの良い場所で半日ほど放置して完全に定着させる
細かい表記まで見ずにグリップを選んでいる人のほうが多数派でしょう 写真:AC
シャフトが折れたりネックが抜けると大きな事故につながることも 写真:ShutterStock

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