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- 「どうせ曲がるなら左向けば」 初めから左方向を狙うドライバーショットはアリ?
「ドライバーだけはどうしてもスライスしてしまう…」というビギナーは多いかもしれません。ドライバーのスライスが直らなくても、コースデビューは可能なのでしょうか?
最初からスライス前提で打つのがベター
ゴルフを始めたばかりのビギナーは「コースデビュー」を目指して、まず「ドライバー」や「アイアン」、「ウッド」や「パター」などのクラブで練習を重ねるでしょう。
![打ち出す方向をちゃんと確認したものの… 写真:AC](/wp-content/uploads/2022/08/1881083_l.jpg)
ゴルフクラブは、番手が大きくなるほど(クラブに刻印されている数字が小さくなるほど)難易度が高くなります。これは、番手ごとにクラブの長さが変わることが要因になっています。
一般的に、アイアンは1番手につき、おおむね0.5インチ刻みで長さが変わります。クラブ形状やロフト角によっても変化しますが「クラブの長さ」が難易度に関係しています。
そのため、番手の低いアイアンやウェッジは、すぐに感覚をつかむことができても、ドライバーやウッドをそれなりに打てるようになるには、時間がかかる人が多いです。
特に、ドライバーに関しては「スライス」に悩むビギナーが大半かもしれません。ドライバーがスライスしてしまうから、なかなかコースデビューに踏み切れないという人も少なくないでしょう。
しかし、レッスンプロの三浦辰施氏は、ドライバーがスライスしてもコースデビューは可能であると話します。
「ドライバーが確実にスライスするなら、スライスすることを想定して打つのがベストです。つまり、初めから左方向を狙って、曲げてフェアウェイに持っていく、右ラフに落ちるといった感じです」
「さらに、ティーアップを低めにするのも効果的です。低めにティーアップすると、低弾道の打球になるので曲がり幅が狭くなるぶん、大きく曲がってOBという結果になりづらいです」
このように、ドライバーがスライスする人は、スライスすることを前提に、打ち出す方向を変えてみる対策方法があります。
一方、ドライバーがスライスするからといって、ラウンド中にスイング動作を応急処置的に変更するのは、あまり良くないと三浦氏は話します。
「他のクラブはある程度真っすぐ打てるのに、ドライバーだけ曲がるという人が応急処置的に、その場でアドバイスをもらってスイングを変えるのはよくありません。『ドライバーが曲がるならこうやって打てば』と言われて、安易にスイング動作を修正すると、他のクラブでのスイングも変わってしまう可能性があるからです」
さらに、アイアンが真っすぐ打てるのにドライバーがスライスする人は「体が左に流れて打ち込みすぎている人」が大半であると話します。
「アイアンはある程度真っすぐ打てるのに、ドライバーがスライスする人は、体が左に流れて打ち込みすぎている人が多いです。アイアンの場合は、力を入れてグリップを持ち、地面にクラブを刺すような勢いで振っても、打球は意外と曲がりません」
「しかし、ドライバーでそのスイングをすると、右に飛び出してスライスします。そこで、力を抜いてどうのこうのとアドバイスをすると、すべてがおかしくなる可能性があるので、やはりスライスさせて結果的に狙っているところに落とすのがベストだと思います」
曲がり幅の調整もできるようになる?
さらに、スライスする曲がり幅を意識しながら打っていると、結果的に曲がり幅の調整もできるようになると三浦氏は話します。
「『こうやって振ったらこのぐらい曲がるんだ』『このぐらいだと意外と曲がらないな』など意識して打っていると、おのずと分かってくることもあります。力を入れて振る、力を抜いた状態で振るなど、いろいろ試していくことで曲がり幅を調整していき、結果的に真っすぐ打てる日もくると思います」
ある程度真っすぐ打てる人の方が、ミスショットをした際、右に曲がるか左に曲がるか分からないので、一方向にしか曲がらないのは計算がしやすいとも言えます。
ドライバーだけが、どうしてもスライスしてしまうという人は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
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