1人じゃ動かせない巨石もどけていいってホント!? 知らないと損するゴルフルール

小関洋一

2022年10月20日

ライフ

ゴルフコース上にある石、分離した草、葉、枝、小枝などは「ルースインペディメント」と呼ばれ、球を打つのに邪魔な際などに無罰で取り除くことができます。でも、それが1人で動かせないような巨石だったらどうでしょう?

石は大きさに関係なく「ルースインペディメント」

 ゴルフルールにある「ルースインペディメント」という用語をご存じでしょうか?

 何やら舌を噛みそうな言葉ですが、これは「分離した自然物」と定義されており、例として、石、分離した草、葉、枝、小枝、動物の死骸や排泄物、生きていてもミミズや昆虫などの簡単に取り除ける小さな生物、グリーンの更新作業で穴を空けた際に出る土の塊などが挙げられています。

大会関係者の力を借りて巨石を取り除くブルックス・ケプカ(2019年サウジインターナショナル) 写真:Getty Images
大会関係者の力を借りて巨石を取り除くブルックス・ケプカ(2019年サウジインターナショナル) 写真:Getty Images

 そして、その扱いはルール上「コース上やコース外のどこででもプレーヤーは罰なしにルースインペディメントを取り除くことができ、その方法は問わない(例えば、手、足、クラブ、その他の用具を使用する)」と規定されています。

 では、そのルースインペディメントの一つである「石」に、大きさの制限はあるのでしょうか? 例えば「プレーヤー1人で動かせない大きさの石は、ルースインペディメントではない」といった制限は?

 答えはNO。石は大きさの制限なく、ルースインペディメントです。R&A(USGA=全米ゴルフ協会とともにゴルフルールを統括する英国のゴルフ協会)の裁定集には「土に固くくい込んでいなければ、大きさに関係なくすべて石はルースインペディメントであり、取り除くためにプレーを不当に遅延しない限り、それを取り除くことができる」と記載されていました。これは旧ルール下での裁定ですが、新ルールでも解釈に変更はありません。

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