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- ティーショットの空振りで落ちた球はもう1回ティーアップできる? 木に当たって戻ってきた場合は?
ティーショットで空振りをして、風圧でボールが落ちてしまった、もしくは風の影響でティーからボールが落ちてしまった経験があるゴルファーは多いかもしれません。ルール的にどのように対処するのが正しいのでしょうか?
球はインプレーになっているが、再度ティーアップはできる
ティーショットはホールの1打目にあたる重要なショットであり、パー3であればグリーンにオンできるか、パー4やパー5であれば、フェアウェイをキープできるかによって、スコアに大きく影響します。
特に朝イチのティーショットは、同伴者以外にも他の組のゴルファーから見られる機会も多いので、プレッシャーを感じてしまいミスショットが出やすかったり、普段しないような空振りをしてしまったりなど散々な経験をしたことがあるゴルファーもいるかもしれません。
ティーイングエリアで入念に素振りをしてからティーショットを打つというゴルファーは多い傾向にありますが、ティーショットで空振りをした場合も1打にカウントされるのか、初心者ゴルファーは迷うかもしれません。レッスンプロの三浦辰施氏はこう説明してくれました。
「当然ながら、ティーショットでの空振りも1打にカウントされます。空振りとは、プレーヤーがボールを打つためにクラブを振ったにもかかわらず、ボールに当たらなかった状態を指します。OBなどのように罰打が付加されるわけではありませんが、フェアウェイやラフからの空振りと同様に、ティーショットでの空振りも1打としてカウントされます」
ゴルフ規則において、打数をカウントする場合にも使われる「ストローク」という言葉は「球を打つために行われるクラブの前方の動き」と定義されています。ここで重要になってくるのは、ボールを打つ意思があったかどうかであり、ボールを打つ意思の有無が空振りと素振りの境界線になります。
また、ティーショットで空振りをしたことによって生じた風圧によって、ボールがティーから落ちてしまうこともまれにあります。そのような場合はどのように対応するのが正しいのでしょうか?
「まず、ストロークを行った時点で、ボールはインプレーの状態になります。空振りして落ちたボールがティーイングエリア内にあれば、罰なしで再度ティーアップをして2打目を打つことが可能です(空振りの1打は加算)。さらに、ティーイングエリア内であれば、再度ティーアップする際に位置を変更することもできます」
ゴルフ規則6.2b「ティーイングエリアの規則」(6)では、「インプレーの球がティーイングエリアにある場合。プレーヤーのインプレーの球がストローク後に(例えば、ティーアップされた球を空振りした)、または救済を受けた後にティーイングエリアにある場合、プレーヤーは次のことができる」として、以下のようにルールが定められています。
・罰なしに球を拾い上げたり、動かす。(規則9.4b例外1参照)
・ティーイングエリアからティーアップ、または地面からその球か別の球をプレーするか、球をあるがままにプレーすることもできる。
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