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- 「バンカーを足でならすの、基本的にはダメだよ」 改めて知って欲しいバンカーレーキの基礎知識
コロナ禍にゴルフを始めた人の中には、「バンカーは足でならしてOK」と考えている人もいるのか、最近バンカーレーキの置き方が悪くなってきている気がします。そこで、改めてバンカーレーキについて色々聞いてみました。
バンカーの大きさに応じてバランスを考えながら2~4本置く
ゴルフ場で最も代表的なハザード(障害物)がバンカーです。一般的なゴルフ場では1ホールに2~3個、戦略性の高いゴルフ場では5~10個のバンカーが待ち構えていることもあり、ゴルファーにプレッシャーを与えます。
バンカーはボールを打ち込んだだけでペナルティーが発生するわけではありません。うまく脱出すれば、ピンチをチャンスに変えることもできます。プロトーナメントの解説では、深いラフよりもバンカーのほうがピンに寄せやすい、と言われることもあります。
しかしながら、プロゴルファーはバンカーショットの経験が豊富ですが、アマチュアは練習する機会がほとんどありませんから、苦手意識を持っている人が多いです。できればバンカーに入れたくない、という人が圧倒的多数でしょう。
さて、最近バンカーにボールを打ち込んだ際、バンカーレーキがすぐに見つからないことが増えました。よくよく探すと見つかるのですが、「なんでこっち側に何本も並んでいるんだろう」「反対側にも1本置いといてくれればバランスがいいのに」と思うことがあります。
バンカーの大きさに対してバンカーレーキの数が少ないと感じるゴルフ場もときどきあります。バンカーレーキの置き場所や数はゴルフ場によって方針があるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「方針というほどのことではありませんが、ウチのゴルフ場はバンカーの大きさに応じてバンカーレーキを2~4本置いています。最終組がホールアウトした後にバンカーの砂を機械で均等にならすのですが、その際にバランスを考えながらバンカーレーキを配置します」
「置き方は持ち手をティーイングエリアのほうに向け、バンカーの外側に置きます。そうするとバンカーに入るときにバンカーレーキの持ち手が握りやすいですし、バンカーを出る際もティーイングエリアを背にして砂をならし、そのままバンカーの外側に置いていただければ元の位置になります」
「でも、お客様が次々とバンカーにボールを打ち込むと、バンカーレーキの置き場所が変わっていきます。バンカーに入る際はできるだけ歩く距離が短く、低い位置から入るのが好ましいですが、実際に打ち込むと気が動転するので、必ずしも好ましい位置から出入りするとは限りません」
「しかもバンカーショットの行方によって、入る位置と出る位置が変わることもあります。そうすると、最初のセッティングとはまったく違う置き場所になってしまいます」
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