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- かつては「貴重品ロッカー」も危険だった!? ゴルファーの盗難被害が相次いだ“衝撃”の手口とは
大半のゴルフ場に設置されている貴重品ロッカー。財布や鍵などの貴重品を盗難や紛失から守るために利用されていますが、昔はフロントに預ける方法が主流だったといいます。
貴重品ロッカーが設置されるようになった背景とは?
ゴルフ場に到着後はフロントでチェックインを済ませ、更衣室のロッカーに荷物を入れてラウンドの準備を始めるのが一般的な流れでしょう。
しかし、貴重品については更衣室のロッカーに保管するのではなく、貴重品ロッカーに預けるようにと、ゴルフ場から案内されます。
更衣室のロッカーにも鍵が付いているため、ゴルファーの中には、わざわざ貴重品ロッカーを使う必要はないと考えている人も多いかもしれません。
貴重品ロッカーが置かれるようになった背景について、ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「昔の日本のゴルフ場は、素性の知れたゴルファー同士が集まってプレーをする『メンバーシップ』が基本でしたので、顔見知りの人たちがほとんどということもあり、盗難事故なんて起こらなかったわけです」
「しかし、時代とともにゴルフ場の在り方が徐々に変化して、誰でも気軽にプレーできるようになり、さまざまな人が出入りするようになったことで、ロッカーを荒らす盗難事故が増えました」
また、貴重品ロッカーが設置されるまでは、フロントに貴重品を預ける仕組みだったと、飯島氏は話します。
「昔はゴルフ場に貴重品ロッカーが設置されていなかったので、貴重品をフロントで預かってもらうケースがほとんどでした。預けた証しとして半券をもらい、ラウンド終了後に取りに行く流れが一般的でしたが、そのような事務作業がゴルフ場側の負担になっている部分もあり、その代わりとして貴重品ロッカーが普及しました」
飯島氏は貴重品ロッカーが普及し始めた当初は盗難被害も多かったと話します。
「貴重品ロッカーが普及し始めた当初は、背後で暗証番号をのぞき、預けた後に解錠して盗み出す悪質な手口が横行していました」
「しかし、近年はロッカーホルダーを読み取らせたり、指紋認証機能を搭載した最新式の貴重品ロッカーが設置されるようになったことで、セキュリティー面が非常に強化されました。ゴルフ場の中には、貴重品ロッカーの周辺に監視カメラを設置しているところもあります」
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