大事なのは安全にプレーして邪魔をしないこと
最近、初対面の人とラウンドする機会が増えました。コンペ需要が回復し、数十人規模のコンペに誘われることが何度か続いたからです。
初対面の人とラウンドする際は、まず乗用カートに積まれたキャディーバッグやクラブセッティングを見て、どんなタイプのゴルファーか想像します。でも実際に本人とお会いすると予想が当たっていることもあれば外れていることもあります。

「初めまして、本日はよろしくお願いします」とあいさつすると、向こうから話しかけてくる人もいれば、こちらから話しかけないと無言の人もいます。
ゴルフはコミュニケーションに最適なスポーツといわれますが、話すことがなければ無理に話題を作る必要はありません。ラウンドが始まれば自然と会話のきっかけが生まれますから、それまでは様子をうかがいます。
ティーショットを打つ順番を決め、ティーアップしてからショットを終えるまでの一連のルーティンにも個性が出ます。打つまでに少し時間がかかるタイプの人もいれば、逆にせっかちな人もいます。
ティーショットを打ち終えた後も、同伴者のボールを一緒に捜してくれる人、自分のボールを捜すのに必死な人、クラブ選択の決断が早い人と遅い人、乗用カートを率先して運転してくれる人、なるべく歩いてプレーしたい人、ショットごとに一喜一憂する人、感情を出さずに黙々とプレーする人、本当にいろんなタイプのゴルファーがいます。
ゴルフの楽しみ方は人それぞれですから、お互いの安全さえ確保できていれば問題ありません。人のプレーを邪魔しなければ、険悪な雰囲気になることはまずありません。
筆者は同伴者のスコアにあまり興味がありません。バーディーを取ったときとパーを取ったときに「ナイスバーディー!」、「ナイスパー!」と声をかけると喜ばれるので、そのためだけにスコアを数えていますが、ボギー以上のときは、ダブルボギーだろうがトリプルボギーだろうが気にしません。
10打以上のビッグイニングが出現したときに「おつかれさまでした」と声をかけることがあるくらいです。
正直なところスコア申告の必要性も感じないのですが、乗用カートのナビゲーションシステムにスコア入力機能がある場合は入力しなくてはいけない雰囲気になるので、自分のスコアを申告します。