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- 目土入れにタバコの吸い殻が20本!? 発見したらゴルファーとしてどう行動すべき?
芝の保護に重要なゴルフ場の目土。補充するためにコースの随所に目土入れが設置されていますが、これを灰皿と勘違いしているのか、分かっていての確信犯か、吸い殻を捨てていく不届きなゴルファーがいるようです。
吸い殻だけでなく折れたティーやその他のゴミも
ゴルフ場の目土入れ(目土箱)に20本近いタバコの吸い殻が突き刺して捨てられている写真が、ツイッターで話題になりました。

ビギナーが目土入れを灰皿と勘違いしたのでしょうか? でも、よく見ると折れたティーペグも捨てられています。
リプライを読んでいくと「吸い殻のポイ捨てはよくないですよ。喫煙者の方々は気をつけましょう!」的な内容が多かったのですが、「タバコの吸い殻はまだいいほう。目土の中から飲みかけの缶チューハイが出てきたこともある」など、驚きの書き込みもありました。
吸い殻をポイ捨てした人の中には目土入れの存在を知らない人もいたかもしれませんが、どうやら「灰皿へ捨てに行くのが面倒だなあ。1本くらいここに捨ててもいいだろう」といった確信犯が多数のようです。
安易なポイ捨て行為が周囲に波及して、「みんなここに捨てているから」という流れで吸い殻が溜まっていったのではないでしょうか。
放置すれば折れたティーペグのみならず、ボールの空き箱、ボロボロのグローブやボール、空き缶、コンビニのおにぎり袋……こうしたゴミまで捨てられてしまう可能性があります。
そのような事態を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
「所定の場所以外に捨てられた吸い殻(やゴミ)であっても、ゴルフ場内に捨てられたものはゴルフ場のスタッフが片付けるべき」とする前に、プレーヤーが心がけることはないか考えてみましょう。
まず最初に確認しておきたいのは、目土の重要性です。
プレーヤーは、ボールを打ったりダフッたりした時、フェアウェイの芝を削り取って地面に穴を空けます。その穴を砂で埋める行為が「目土(をする)」です。
目土入れには、そのための砂が用意されています。
プレーヤーは目土入れの近くやカート後部にセットされている黄色やオリーブ色の丈夫な目土袋を持ち、スコップで砂を7~8分目ほど入れてスタート。ショットをしたとき芝を削ってできた穴に砂をかぶせたり、ディボット跡を砂で埋めたりしていき、砂が少なくなったら途中の目土入れから補充します。
自分がつけたディボット跡に目土をするのはフェアウェイの芝を保護するため、また後続プレーヤーに対する配慮でもあり、すべてのゴルファーが守るべき大事なエチケットです。
はじめのうちは自分のプレーに精一杯で目土をする余裕がない人もいるでしょうが、「アイアンと一緒に目土袋を持っていく」ようにすれば、いずれ習慣にすることができます。
たとえビギナーでも、ミスショットをした後でも、きちんと目土をする人は、ひとかどのゴルファーといえるでしょう。目土入れの存在を知らなかった人、知っていたけれど一緒に回る人も自分もしなかったという人は、次回から必ず目土を行ないましょう。
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