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- 両手にした方がしっかり握れそうだけど… 多くのゴルファーが片手グローブでプレーする理由
ゴルフでは、利き手とは逆の手にグローブをつけるのが一般的になっています。なぜゴルファーは片手にグローブをはめる人が多いのでしょうか?
アマチュアはグローブを必ずつけるべき!
ゴルフでは、片手にグローブをしてクラブを握ることが一般的で、利き手が右であれば左手、左手であれば右手に着用します。
同じようにグリップを握るスポーツの野球は、両手にグローブをすることが一般的なので、なぜゴルフでは片手だけに手袋をするのかと疑問に思ったことがある人も多いかもしれません。
「グローブを片手につけるのが当たり前」という風潮もありますが、そもそもグローブはつけたほうが良いのでしょうか?
レッスンプロ山本昌夫氏は、以下のように話します。
「やはりグローブは必ず着用したほうがいいですね。結構有名な話ですが、1992年にマスターズで優勝したフレッド・カプルス選手は、グローブなしの素手でプレーをしていました」
「アメリカの有識者によると、全盛期にグローブをしてショットをしていたら『タイガー・ウッズより飛距離が出ていた』といわれていたぐらいなので、グローブをしたほうが飛距離は伸びるというメリットがあります」
カプルス選手は幼少期からグローブをしていなかったそうですが、結果が求められるプロゴルファーに、素手でプレーする選手がいることには驚きです。
グローブをつけることにより飛距離が伸びるのであれば、片手よりも両手にグローブしたほうがより効果があるようにも感じますが、なぜ片手にしかグローブをしない人が多いのでしょうか? 山本氏は以下のように話します。
「やはりゴルフのスイングは、右打ちであれば左手を左打ちであれば右手を、重視してスイングする必要があるからだと思います」
「私も右利きの生徒さんには、『左手でスイングをしなさい』と教えることもあります。また、左手は利き手ではないので握力が弱く滑りやすいです。そのため、どうしても利き手の右手に力が入ってしまい、左手主導のスイングになりづらくなってしまいます。特にビギナーの場合は、どうしてもグリップを強く握りしめてしまう傾向にあります」
「なので、あえて左手にグローブを着けて、右手にはつけないことによって、力が入りづらくなるようにするという効果もあります」
このように、片手だけにグローブをつけることにより、正しいスイング動作になりやすいというメリットがあります。しかし日焼けが気になるゴルファーは、両手にグローブをつけることもあります。
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