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- 「伸ばす=縮める」「上げる=下げる」!? 初心者には真逆の意味に取れる“ややこしい”ゴルフ用語
ベテランゴルファーは何の気なしに使っているゴルフ用語も、初心者にとってはややこしい、ものによっては真逆の意味に感じてしまうこともあります。そうしたややこしいゴルフ用語をピックアップしました。
「スコアを伸ばす」は「スコアを縮める」ということ
ゴルフで使われる言葉、用語にはよく考えると日本語としておかしな表現がいくつもあります。ただ、その多くはゴルファーの間で共通認識ができており、意味が共有されています。ですから、ビギナーの皆さんも、最初多少の違和感があっても、その意味するところを理解しておくと、行き違いが避けられるでしょう。

一般生活において、「伸ばす」と「縮める」は正反対の意味です。
ところが、ゴルフでは「スコアを伸ばす」と「スコアを縮める」は多くは同じ意味で使われています。ともにアンダーパーの好スコアをマークすることを指します。
そもそもゴルフはより少ない打数でのホールアウトを競う競技ですから、好スコアについては「スコアを縮める」と言うのが正しい表現です。それを「スコアを伸ばす」とも言うのは、本来「アンダーパーのスコアを伸ばす」というべきところを端折ったのでしょう。日本語の「伸ばす」や「アップ」には「改良」「改善」といったポジティブなイメージがありますから、「アンダーパーの」と断らなくても、意味する内容は通じるのです。
ちなみに、「スコアアップ」という表現ですが、日本では「スコアが良くなる」という意味で使われていますが、英語で「Score up」は言うまでもなく「打数が増すこと」で、逆の意味になります。英語で正しくは「Lower score」ですが、一般に流通することは、たぶん今後もないでしょう。
「番手を上げる」は番手の番号を下げること
ゴルフでは「番手」という用語を良く使います。この「番手」の意味ですが、辞書には「ゴルフクラブの種類を表す番号のこと。1番ウッド、5番アイアンなど」とあります。
主にクラブヘッドのソールに刻まれている数字のことですね。
ゴルファーはプレー中、使用クラブの選択で「番手を1つ上げる」といった表現をしばしば用います。これは、例えば8番アイアンから7番アイアンに替えること。つまり、より長いクラブ、より飛ぶクラブに替えることで、番手の番号は「上げる」のではなく「下げる(小さくする)」ことを意味します。
同種の表現に「1つ大きな番手にする」があります。これも、同じくより飛距離の出るクラブ、つまり番手の番号はより「小さな」クラブになります。昔は違っていたような記憶があるのですが、番手を「上げる」も「大きくする」も、より飛ぶクラブに替えることを指します(むろん、「下げる」や「小さく」はより飛ばないクラブを指します)。
ただし、同じ「番手」と「大きな」という言葉を含んでも、「ロフトの大きな番手に替える」とか「ひと番手ロフトを大きくする」といった表現があります。この場合はもちろん、より飛ばないクラブにすることです。
ですからビギナーは、例えば「このホールは、ひと番手大きなクラブにしたほうがいい」といった示唆を受けたときは(競技など正式なルールでは違反ですけど)、念のため、その意味を確認したほうがいいかもしれません。
「カップ1つ左」と言われて狙うラインは?

その言葉が指す意味、内容を確認したほうが良い、という点ではグリーン上、パッティングラインに関する「カップ1つ左」とか「ワンカップ左」といった表現があります。日本のゴルフメディアでは、古くからしばしば問題にされてきたゴルフ用語です。
例えば、キャディーから「狙う方向は、カップ1つ左です」とアドバイスされたとき、プレーヤーが打ち出す方向は、カップの直径1個分左、つまり108ミリ左なのか? それとも、カップ左隣に仮想のカップをもう1個イメージし、その中央を狙うのか?
プロゴルファーやキャディーに聞き取り調査を行ったメディアの結果では、後者が多数でした。でも、なかには前者で理解し、情報を交わすプロやキャディーもいたそうです。ですから、プレー中にこうしたアドバイスをされたときには、その意味するライン、狙い目をしっかり確認したほうが無難でしょう。
直ドラでも「アプローチ」ショット
最後に、プレーに直接は関係しませんが、日本では「アプローチ」という用語は一般に欧米とは異なる内容で流通しています。
欧米で「Approach」は「Approach the putting green」、つまりグリーンを狙ったショットのこと。ですから、PGAツアーのスタッツの欄には、「200ヤード超のアプローチ」のランキングもリストアップされています。
一方、日本では一般に「アプローチ」はグリーン周りからの寄せと理解され、使われています。
いまさらそれを変えるのはたぶん無理。でも、例えば海外のツアー情報に接するとき、あるいは海外でプレーしたり、海外のゴルファーと一緒にプレーするときなどに、あらかじめ頭に入れておいたほうが良いでしょう。
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