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- 14本のセッティングは“お飾りをクビ”がスタート地点! 上級者ほど“抜くクラブ”を考えている理由
昨今のクラブセッティングは、ウェッジを3本体制にしたり、ロングアイアンをUTに置き換えたりするのが定番です。では、アマチュアが“マイベストな14本”を組んでいくには、どのような点に留意したら良いのでしょうか。
3本体制のウェッジ&やさしく打てるUTを活用
野球やテニスなどとは異なり、ゴルフは最大14本のクラブを自由かつ戦略的に組み合わせることで、スコアメイクの安定感を高めることができます。
昨今のクラブセッティングは、ウェッジを3本体制にしてショートゲームを強化したり、4番あるいは5番アイアンを抜いて、やさしく打てるUTに置き換えたりするのが定番です。
では、プロゴルファーの世界では、どういった傾向が見られるのでしょうか。また、アマチュアゴルファーの場合、どのようなセッティングがオススメなのでしょうか。

今回はブリヂストンゴルフアカデミーでインストラクターを務め、クラブセッティングのアドバイスも行っている渡辺由香さんに話を聞いてみました。
「ゴルフクラブの進化は止まらず、ひと昔前に比べるとバリエーションも増えています。とくに“10K時代(ヘッドの慣性モーメント・MOIの合計値が10000以上)”が到来したドライバーの進化は目覚ましく、男子プロでは300ヤードを超える選手もまったく珍しくなくなりました。一方、ドライバー以外のクラブも、全体的に飛距離が伸びている傾向にあります。その影響もあって、相対的に5Wの出番が減り、ドライバー/3W/2Uといったセッティングも増えています」
「そして、飛べば飛ぶほど短い番手間の距離を埋める必要が出てくるので、52度/56度/60度といった具合にウェッジを3本体制も増えています。また、PWを抜いて48度の単品ウェッジを入れている選手も多いです」
「一方の女子プロは、飛距離を稼ぐことやグリーンで止めることを目的として、FWやUTを活用しています。FWは2本(3W/5W)、UTも2本(4U/5U)、アイアンは6番からというセッティングが主流です。また、FWやUTの本数を増やして、アイアンは7番あるいは8番からという選手もいます」
アマチュアが“マイベストな14本”を組んでいくには?
筆者はこの記事を執筆するにあたり、ゴルフ仲間のクラブセッティングを約20人ほどチェックしてみたのですが、これといって顕著な傾向は見受けられませんでした(汗)。強いていえば、FWが2本、UTが1~3本、ウェッジが3本というセッティングが多数派でしたが、それぞれの“得意”を重視しつつ、苦手を補っている感じは伝わってきました。
では、アマチュアが“マイベストな14本”を組んでいくには、どのような点に留意したら良いのでしょうか。渡辺さんは次のように話します。
「最も大切なことは、自分のスイングやプレースタイルとのマッチングです。プロの傾向や流行りなどは参考程度に留め、自分のゴルフを見つめ直すことが、効果的なクラブセッティングにつながります。具体的には、得意あるいは苦手とするクラブはどれか、縦距離の“穴”はないか、安定感を重視するのか攻めのゴルフをしたいのかなどを熟慮していきます」
「苦手なクラブやあまり使っていないクラブがある場合には、14本にこだわらず、思い切って抜いてしまった方がシンプルです。一方、クラブの重量フローやシャフトの調子を合わせることも大切なので、やはりクラブフィッターのアドバイスを受けながら組んでいく方が確実です」
ちなみに筆者はつい最近、5Wの代わりにロフト角が同程度の3Uを投入して、ドライバー/3U~6U/6I~PW/50度/54度/58度/パターという、少し風変わりなセッティングに組み替えました。
その大きな理由は、もともとUTが得意なことに加え、5Wがない方がすべてにおいて“効率的”だからです。5Wを抜いてしまえば、ドライバー/UT/アイアン/ウェッジというつながりになるため、スイングのイメージはもとより、練習そのものがシンプルになります。
ちなみに3UからPWまでは、10ヤード刻みで飛距離の階段が出来上がっています。また、5番ウッドや5番アイアンも手元に残しておき、自分の状態あるいはラウンドするコースによって、必要に応じて復帰できるようにスタンバイさせています。
14本のクラブセッティングには、誰にでも当てはまるような“正解”はありません。一方、自分のゴルフや体の状態などと向き合いながら、“マイベストな14本”を突き詰めていくことも、ゴルフの愉しさと言えるかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。
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