「カーシェアリング」は早朝の出発が多いゴルファー向け
ゴルフ場へは車で向かうことがほとんどなので、マイカーを持っていないゴルファーはこれまでレンタカーを利用するケースが一般的でした。
しかし、近年は「カーシェアリング」を提供する企業が増え、手軽に利用できるその利便性から頻繁に活用しているゴルファーも多いと言います。

カーシェアリングとレンタカーの最も大きな違いは、ズバリ「料金」でしょう。そこで今回は「レンタカーA社」と「カーシェアB社」でセダンを利用した際の費用感を比較してみました。
ラウンド開始が8時半、ゴルフ場までの移動距離を片道40キロと想定した場合、移動やウオーミングアップの時間を考えると、朝6時頃には出発しておきたいところです。ラウンド後にお風呂に入ればゴルフ場を後にするのは15時前後、移動時間を加味すると車の返却は16~17時頃になるでしょう。
レンタカーA社では深夜・早朝の時間帯に営業を行っていないケースがほとんどなので、前日の営業時間内に車を借りておく必要があります。そのため、適用されるのは「24時間利用」のプラン。基本料金は「1万670円」で別途ガソリン代が発生します。
一方、カーシェアB社は自宅近くのステーションで空きがあれば24時間いつでも借りることができるので、出発時間の6時に借り、渋滞などで帰宅が遅れる可能性も考慮して利用時間を12時間に設定したとします。
12時間までの時間料金「5980円」に加え、1キロあたり18円の距離料金が発生するので、トータルの費用は「7420円」。また、カーシェアはガソリン代がかかりません。ガソリンの残量が少なくなったら、車載の給油カードを使って指定のガソリンスタンドで給油を行うことができるのです。
これらのことを踏まえると、上記の条件下ではカーシェアの方がお得になっていると言えそうです。
「カーシェアリング」はゴルフ練習場へ行く時にも便利

カーシェアリングはゴルフ練習場へ行く際にもオススメです。レンタカーの場合、貸し出しのプランを「6時間~」と設けている業者も少なくないので、短時間での利用は割高になってしまうケースがほとんどです。
そのため、ゴルフ練習場に行く場合は15分刻みで借りられるカーシェアリングが好都合。もし練習が長引いたときでも、後ろに予約が入っていなければ、多くのカーシェアリング業者は15分単位で設定されている延長料金を支払うだけで済むので、自分が納得するまで練習に打ち込むことができます。
また、ゴルフは天気によって中止になるケースやラウンド日が変わることも考えられます。レンタカー業者の多くは、利用予定日の数日前からキャンセル料が発生します。
一方、カーシェアリングは直前までキャンセル料のかからないケースがほとんど。悪天候による中止など、急な予定変更にも対応できる便利なサービスと言えます。
クラブやプレー代など、なにかと費用がかさむゴルフ。経済的な負担を少しでも減らすためにも「カーシェアリング」のサービスはゴルファーにとって心強い味方になってくれると言えそうです。