「トップの組の前に入れろ!」と平然と言うビジター
トップシーズンに突入し、どのゴルフ場も混み合っている昨今。マナーを守って気持ち良くプレーをしたいものです。ところが、残念ながら中にはマナー違反を平然と行うゴルファーも少なくありません。ゴルフ場の方に聞いてみると、信じられない行動をする迷惑ゴルファーの実態が見えてきました。

山梨県のゴルフ場の支配人に迷惑ゴルファーについて聞いたところ、匿名を条件に最初に挙げたのが、希望のスタート時間がとれなかったゴルファーの信じられないようなリクエスト。「朝イチスタートの組の前に入れろ」と言ってきたそうです。しかもビジターの方だったそうで、「もちろんキッパリとお断りしました」とのことでした。ここまでのワガママではないにせよ、スタート時間に関する無理な要求は少なくないようです。
朝イチのスタートは前の組がいないので、待つこともなく自分のペースで気持ちよくラウンドできます。その快適さで人気があり、すぐに予約で埋まってしまうゴルフ場が少なくない貴重なスタート枠。そのスタート枠の前の設定されていない時間でスタートさせろというゴルファーがいるとは。しかもメンバーシップのコースで、ビジターがそんな行動ととるというのも信じられないですね。
ゴミを持ち込み「捨てておいて」
最近増えているのが、ゴミを持ち込むゴルファーだそうです。中にはゴミがたくさん入った袋を持ってきて、スタッフに「捨てておいて」と、平然と言ってのける方もいると言います。ある時、「ゴミの持ち込みはお断りしていますと言ったのですが、その後ゴルフ場のゴミ箱に捨てていましたね」と、残念そうに話します。
「コンビニのコーヒーカップやおにぎりのビニールくらいでしたら、ゴルフ場のゴミ箱に捨ててもらってもいいのですが」とゴルフ場の方は言うものの、本来、個人的なゴミは持ち帰るのがマナー。それにもかかわらず、明らかな家庭ゴミをスタッフに「捨てておいて」とは……。
迷惑ゴルファーは“出禁”にしないのですかとお伺いしたところ、「もちろんそのような方々はチェックさせていただいております」とのこと。皆さんは、ゴルフ場のブラックリストに乗るような行動をしていませんか?