「目的は筋肉をつけて飛距離アップ…」 アマチュアゴルファーにも“プロテイン”は必要? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「目的は筋肉をつけて飛距離アップ…」 アマチュアゴルファーにも“プロテイン”は必要?

LUIS FIELD

2023年5月24日

ライフ

各メーカーからさまざまな種類のものが販売されている「プロテイン」ですが、アマチュアゴルファーにも必要なものなのでしょうか。アスレティックトレーナー資格を保有する筆者が解説します。

プロテインの摂取は有効

 筋肉をつけて「飛距離を伸ばしたい!」という思いから、すでにプロテインを飲み始めているゴルファーの方も多いでしょう。

「より遠くへ飛ばしたい!」と思うのはゴルファーなら当然のこと 写真:AC
「より遠くへ飛ばしたい!」と思うのはゴルファーなら当然のこと 写真:AC

 そもそもプロテインとは「タンパク質」を主成分とした“栄養補助食品”。つまり、普段の食事では補いきれないタンパク質の摂取を補助する役目のものです。

「タンパク質」は筋肉や臓器、髪や爪など体を構成したり、ホルモンや免疫物質などを生成するための非常に大切な栄養素でもあります。

 では、1日に必要なタンパク質の量はどれくらいなのでしょうか。

 日頃、運動をそれほどしない人であれば、体重1キロあたり0.8~1グラム程度、軽い運動習慣のある方は体重1キロあたり1.2~1.4グラム、アスリートレベルともなれば体重1キロあたり2.0グラム程度が摂取目標と言われています。

 代表的な食品の例を挙げると、タンパク質が多いイメージのある「鶏ささみ」は、100グラムあたり23.0グラムほどのタンパク質が含まれています。体重60キロのアスリートであれば、摂取目標に達するために500グラム以上の鶏ささみを食べる必要があります。

 もちろん、他の食品からタンパク質を摂取することも可能ですが、普段の食事だけで目標量に到達させるのは難しいため、アマチュアゴルファーであっても「プロテイン」の摂取は有効であると考えられます。

プロテインは大きく分けて3種類

目的に合わせたプロテインの摂取を 写真:AC
目的に合わせたプロテインの摂取を 写真:AC

 プロテインの効能は多岐にわたり、筋力をつけるためだけに限らずダイエット効果が期待できるものまであります。

 一般的にプロテインは大きく分けて3種類あり、牛乳を原料とする「ホエイプロテイン」と「カゼインプロテイン」、そして大豆を原料とする「ソイプロテイン」に分けられます。

「ホエイプロテイン」は栄養が凝縮されていて、体内への吸収が早いことが特徴。吸収スピードが早いことから、タンパク質を補給する際、筋力トレーニングなどの運動直後に最も適しているプロテインです。

「カゼインプロテイン」はホエイプロテインに比べて体内へゆっくりと吸収されていくのが特徴。満腹感が持続するため食べすぎを防いだり、就寝中の栄養補給を目的として寝る前に摂取するケースが多いです。

「ソイプロテイン」はカゼインプロテインと同じく体内への吸収スピードがゆっくりなので、腹持ちがいいことからダイエット向けのプロテインとして知られています。また大豆に含まれる「イソフラボン」が女性ホルモンに良い働きをもたらすため、女性にオススメと言えるプロテインでしょう。

 普段の食事でバランス良く栄養を摂取することが大前提ではあるものの、プロテインは自身の生活サイクルや運動レベルに合わせて摂取することが、最も大切であると言えそうです。

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