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- パーを取ると「拍手」してくれる最近のカートナビ 沈黙で気づかされる「パーを取る難しさ」
最近はカートナビにスコアを入力するのがスタンダードになってきました。カートナビの機種によっては、パー以下のスコアだと「拍手」をしてくれる演出があったりします。しかし、いざ「拍手」を聞こうとすると、なかなかパーが取れないのがアマチュアでもあります。
カートナビの操作ミスでしか発生しない拍手
先日ラウンドしたゴルフ場は、乗用カートに搭載されたカートナビにスコアを入力し、パーを取ると拍手が発生する演出がついていました。
その演出の存在を知ったのはスタートして2ホール目でした。3人でラウンドしており、2人がボギー、1人がダブルボギーだったのですが、スコアを入力して送信ボタンを押したら反応しなかったので、もう一度送信ボタンを押したら、2番ホールに続いて3番ホールのスコアも送信したことになってしまいました。
3番ホールはパー5でしたが、全員のスコア欄が「5」になっていたので、パーでホールアウトしたとナビが認識して拍手が発生しました。

操作ミスなので戻るボタンを押し、3番ホールのホール図を表示する画面に戻しましたが、「拍手演出にあやかってパーが取れるといいですね」と同伴者と話しました。
ところが3番ホールが終わっても4番ホールが終わっても、誰一人としてパーが取れません。この日は前夜から降り続いた雨がスタート時間になってもやまず、覚悟を決めてレインウエアを着てスタートしたら、2ホール目でようやく雨が弱まってきました。
フェアウェイもラフも水をたっぷり含んでおり、ティーショットはランがほとんど出ません。セカンドショット以降もクラブヘッドが少しでも手前から入ると飛距離が大幅に落ちます。バンカーも砂が水を含んで重くなっており、非常に難しいコンディションでした。
結局、前半ハーフは3人ともパーが取れませんでした。晴れている日にラウンドしているときと比べて全員が各ホール1打ずつ多くなっている印象でした。
拍手が発生する演出をなかなか体験できない
そもそも平均スコア100前後のアマチュアゴルファーにとって、パーはそんなにいくつも取れるものではありません。
パー4でパーオンすることなんてほとんどありませんし、パー3とパー5でパーオンすることがたまにあっても、ファーストパットの距離感が合わないと、あっという間に3パットのピンチになります。寄せワンのパーを取るのも簡単ではありません。
ボギーパットやダブルボギーパットは気楽に打てるのですが、パーパットになると入れたい気持ちが強くなるので微妙なブレが生じやすくなります。

この日はグリーンも濡れていたので距離感を合わせるのが難しく、何とかパーパットを打つ展開に持ち込んでも、わずかに外れてボギーというホールが続きました。
ようやくパーが取れたのは13ホール目でした。130ヤードのパー3のティーショットをグリーン脇のラフに運び、そこからのアプローチをピンそば2メートルに寄せ、パーパットをねじ込みました。本物の拍手演出が出現したときはパチンコで大当たりしたかのようにうれしくなりました。
ただ、残念なことにパーは3人合計で1つだけでした。3人で18ホールを回ったので54ホールをプレーしたことになりますが、54ホールでパーが1つだけというのはさすがに悔しいです。同じゴルフ場で晴れた日にリベンジすることを誓い合いました。
ゴルフを始める前は、パーを取るのは簡単と思い込んでいました。プロゴルファーはみんなパーオンしてバーディーパットを打ち、外れたらパーというスコアになります。可もなく不可もないスコアがパーという認識でしたが、ゴルフを始めてみるとパーを取るのがこんなに難しいということを思い知らされました。
アベレージゴルファーにとってパーを取ることはプロゴルファーがバーディーを取るのと同じです。1ラウンドでパーが7個も8個も取れたらプロゴルファーが7~8バーディーを取れたときと同じくらいうれしい気持ちになります。
なので初心者のうちは同伴者のスコアを数える余裕なんてないかもしれませんが、同伴者がパーを取ったときはカートナビにスコアを入力する前にグリーン上で「ナイスパー!」と声をかけてあげると喜ばれます。
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