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10代で3勝の新スター櫻井心那はロースピンタイプの8.5度ドライバー 低い球でも飛距離は4位
ゴルフ5レディスで今季3勝目をマークした櫻井心那(さくらい・ここな)。10代でのツアー通算3勝は、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の快挙。そのセッティングを調べると大物感が漂うクラブ選択になっていました。
女子の今季優勝者で60グラム台のシャフトは穴井詩と櫻井心那だけ
ゴルフ5レディスで今季3勝目をマークし、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の10代でのツアー通算3勝を達成した櫻井心那。
昨年、ステップ・アップ・ツアーで5勝を挙げた櫻井のエースドライバーは「スリクソンZX5」。それが、今年は開幕戦から「スリクソン ZX5 MKII LS」というロースピンタイプにしていました。しかもロフトは特別仕様の8.5度(標準ロフトは9.5度まで)。その理由について、今年7月には次のように語っていました。
「もともとドライバーは打球が高くて、アゲンストに強くない打球でした。だからロフトを8.5度にして、あえて少しハードなロースピンモデルにすることで球の高さを抑えています」
今季の開幕戦でも櫻井は低い球を打つことを意識していたと語っています。
「オフシーズンにインドネシアで合宿に行ったとき、現地の選手から低い球の打ち方を教えてもらいました。台湾の試合に出たときも低い球を打たないとタテの距離が合わないときもあるなと感じました。合宿中にもかなりやっていたのでアイアンはできるようになりましたが、ドライバーはまだちょっと不安はあります」
櫻井のドライバーのシャフトは60グラム台の「ディアマナGT」。実は今年の女子ツアー優勝者で60グラム台のシャフトを使っているのは穴井詩と櫻井の2人だけです。ロースピンタイプのヘッドに重量系のシャフトを組み合わせたドライバーの平均飛距離は256.8ヤード(9月4日時点)で4位。ステップ・アップ・ツアーでは高弾道ボールでキャリーを稼いでいましたが、レギュラーツアーではやや低めの強い打球でトップクラスの飛距離を誇っています。
ちなみにツアープロはシーズン中でも使用クラブを変更する選手が多いですが、櫻井選手は初優勝、2勝目、3勝目とまったく同じセッティングで勝ち続けています。秋以降の終盤戦はさらに勝利数を伸ばしていく可能性も十分あるニューヒロインです。
2023 櫻井心那の最新セッティング
1W:スリクソン ZX5 MkII LS(ロフト/8.5度 シャフト/ディアマナGT60-S)
3W:スリクソン ZX MkII(ロフト/15度)
3U、4U:スリクソン ZX MkII(ロフト/19度、22度)
5I-PW:スリクソン ZX5 MkII
GW、AW:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(ロフト角/46度、52度)
SW:クリーブランドRTX FULL-FACE(ロフト角/58度)
パター:TPコレクション ハイドロブラスト ジュノTB1
ボール:スリクソン Z-STARダイヤモンド
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