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- 大会2勝目&黄金世代“5連覇”へ…原英莉花が首位と1打差の好発進も自己採点は「81点かな」
28日に開幕した国内メジャー第3戦「日本女子オープン」。2020年大会の覇者・原英莉花は5バーディー、1ボギーの68で回り、5位タイで初日を終えた。
「残り3日楽しみながらできれば」
◆国内女子プロゴルフ<日本女子オープン 9月28日~10月1日 芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県) 6528ヤード・パー72>
日本女子オープン2勝目、そして黄金世代の“5連覇”に向けて、原英莉花が好発進を決めた。
今年が56回目の開催となるナショナルオープンが28日に開幕。岩井明愛、吉田優利、三ヶ島かな、ささきしょうこの4人が5アンダーで首位に並んだが、20年大会優勝の原は、1打差5位タイでピタリと追走している。
開口一番「すさまじかったですね」と苦笑するコンディション。その名の通り、目の前に日本海が広がる芦原ゴルフクラブ海コースは、午前中、雨は時折強く降るものの風はさほど気にならなかったが、午後は激しい雨風に。
原はその真っただ中にコースへ出ていったが、随所で鮮やかなプレーを見せた。
3番で手前から5メートルを沈めると、4番では奥から10メートル、パー5の5番ではピンまで18メートルに2オンして、2パットと怒涛の3連続バーディー。リーダーボードをスルスルと駆け上がった。
特に4番は「普通なら9番アイアンくらい」を持つ第2打で、4番ユーティリティーを握ったほどの「めっちゃアゲインストでした」という中でのバーディーだった。
雨が上がったと思っても、突然、空気が冷たくなって激しい雨が降るといった状況が何度か襲いかかった。16番では「ティーイングエリアでは大丈夫だったけど、歩いているうちにすごい雨になってきて『いつまで続くんだろう』という感じでした」という中で、5バーディー、1ボギー。「その中でも楽しくできたので、よかったかなと思います」とあくまでも前向きだ。
タフなコンディションの中でプレーを楽しむコツを尋ねられると「一打一打、決め打ちすること。それとOKラインを決めていくのを忘れちゃいけない。今日は81点かな」と言ってのけた。
次々と出現する新鋭の中で最近はあまり使われなくなったが、一時女子ツアーで怒涛の勢いを見せていたのが“黄金世代”。原を含めた、1998年度生まれの選手たちのことだ。
勝みなみや畑岡奈紗、ジュニア時代から互いに刺激し合ってきた同世代の選手が、日本女子オープンでは近年、圧倒的な強さを見せている。16年に当時アマチュアだった畑岡が優勝して以来、7年間で6回黄金世代の選手が制している。
17年にはプロになった畑岡が連覇。18年に優勝したユ・ソヨンは黄金世代ではないが、19年には畑岡が3勝目。20年には原、21、22年には勝が連覇している。3連覇のかかる勝だが、米ツアーを主戦場にしているため今年は欠場。それでも黄金世代“5連覇”の可能性は残されている。
3ストローク以内に25人がひしめく、混戦の様相を見せている初日を終えた日本女子オープン。
2日目以降は雨が上がり、コースが乾いてくる予報の中で風が吹くことも十分に考えられる。そんな中でタフな中でも「プレーを楽しむ」ことができる原が、どんな強さを発揮するのか。
「残り3日楽しみながらできれば。そのために疲労回復と明日(2日目)への準備をします」と冷静に挑む。
原 英莉花(はら・えりか)
1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップと公式戦2冠を達成した。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。
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