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- スライス改善にも効果大! インからクラブが下りる「ループスイング」のコツ
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は、ツアー通算6勝を誇るトニー・フィナウ選手のスイングに注目しました。
クラブを立てて上げることでループ軌道をつくる
PGAツアーのSNSに、ツアー6勝を誇るトニー・フィナウ選手のドライバースイング動画が公開されています。
フィナウ選手は初優勝を挙げた2015-16シーズンのドライビングディスタンスで3位(312.2ヤード)に入るなど、ツアー屈指の飛ばし屋として活躍するプレーヤーです。24年にヒザを手術した影響もあり、今季は309.1ヤード(47位)と以前より順位は下がっていますが、36歳になった今でも平均以上の飛距離をキープしています。

そんなフィナウ選手のスイングの特徴は、8の字を描くようにヘッドを動かすループスイングです。スイングを後方から見ると、バックスイングでは外側、ダウンスイングでは内側にヘッドを動かすことで、インサイドからクラブを下ろしやすくなり、ボールがつかまりやすくなります。
また、腕と体がシンクロしやすいのもループスイングのメリット。バックスイングでアウトサイド目にクラブを上げることで、体と腕が同調しやすくなります。
カット軌道でスライスが直らない人やスイングが不安定な人は、“逆ループ”でスイングしている可能性があります。フィナウ選手のような軌道でヘッドを動かすことで、悩みが解消されるかもしれません。
大胆な8の字軌道でインサイド・アウトをマスター
練習する際の1つ目のポイントは、クラブを立ててテークバックすることです。左腕が地面と平行になるポジションまでクラブを上げ、手元の力を緩めてクラブを落としてみてください。この時、ヘッドから落ちるのはクラブが寝ている証拠。コックを使ってグリップからストンと落ちる角度までクラブを立てましょう。
クラブを立てるには、バックスイングのヘッド軌道も重要です。インサイドにクラブを引くとクラブが寝やすくなるので要注意。手元が内側、ヘッドが外側の関係でバックスイングすることでクラブが立ち、アウトサイドにヘッドを上げやすくなります。この練習を続けることで、腕と体を同調させる感覚も身に付けることができます。
クラブを立ててトップをつくったら、ヘッドの重みを利用して背中側にクラブを倒していきましょう。クラブがスムーズに倒れない人は、右手の親指と人差し指に力が入っているかもしれません。この2本の指の力を緩めることで、クラブがストンと落ちてくるようになります。
背中側にクラブが倒れるということは、ヘッドがインサイドに動いたということ。クラブが倒れたタイミングで下半身を動かすと、インサイドからクラブを振り下ろすことができます。
アウトサイド・イン軌道でスライスを打っている人にとって、ループスイングはヘッド軌道を真逆にすることになります。最初は「やりすぎかな!?」と思うくらいでOK。大胆に8の字を描くイメージでスイングすることで、インサイド・アウト軌道をマスターできるようになりますよ。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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