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- 「上位にプレッシャーをかけていきたい」 スポット参戦の古江彩佳が国内メジャー優勝へジワリ
今季は優勝こそないものの、米女子ツアーのポイントランキングでは8位につけている古江彩佳。スポット参戦となる今大会でもじわじわ順位を上げ、十分優勝を狙える位置で最終日を迎える。
「あんまり上が伸びていないのはラッキーでした」
◆国内女子プロゴルフ<日本女子オープン 9月28日~10月1日 芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県) 6528ヤード・パー72>
米ツアーからの”スポット参戦“でしっかり優勝を手にする。古江彩佳が、昨年に続く凄腕スナイパーのようなパフォーマンスを、大舞台で狙っている。
日本女子オープン3日目は通算11アンダーで原英莉花が単独首位に立った。7バーディー、4ボギーでプレーした古江も4打差ながら3位に浮上、逆転圏内で大会初優勝を目論む。
「1つでも多く(バーディーを)取って、上位に近づけたら。あんまり上が伸びていないのはラッキーでした。今日、できる限りのことはできたかな、と思います」と、笑顔を見せる。
出だしの1番から6メートルのバーディーパットを決めると、3番パー3、5番パー5とバーディーを重ね、ジワリジワリと追い上げていく。最終組の菊地絵理香、原の2人がスタートする前から重圧をかけるかのように、スコアを伸ばしていった。
昨年から米ツアーを主戦場にしており、2022年夏に「トラストゴルフ女子スコットランドオープン」で初優勝している古江。日本ツアーにもタイミングが合えば出場し、実力を発揮している。昨年は、5試合でプレーして「富士通レディス」で見事優勝、高い勝率を誇っている。
今年は、日本での3試合目がナショナルオープンになった。米ツアーでプレーしている時は、日本の試合経過をほとんど見ないし、今回のように日本でプレーしている時は米ツアーの試合経過も見ないという。
「優勝者は見ますけど。自分のことに集中していて、(自分がプレーしている)試合にしか興味がない」と、常に高い集中力を保っている。
一方で、プレー中のリーダーボードは比較的マメにチェックしている。予選ラウンドでは、自分の前にプレーしてる人が多ければ全体の様子を見る程度だが、決勝ラウンドに入るとスイッチが入る。
「割とよく見てますね。上が10(アンダー)だからがんばろう、とか」と、自らの起爆剤にすることもある。
今季、米ツアーでは優勝こそないが、83%というツアー4位のフェアウェーキープ率を武器に、19試合に出場して7度のトップ10フィニッシュ。コツコツと結果を積み重ね、ポイントランキングでは8位につけている。
世界を経験したトッププレーヤーとして初めて臨むナショナルオープンでも、いつもの古江らしい粘り強さで、ここまで踏ん張っている。
「今日はうまく攻めてプレーできたので、追いつけるように(上位に)プレッシャーを与えられるようにできたらな、と思います。できる限り伸ばしていきたい」と、最終日への抱負を力強く口にする。
攻守のポイントをしっかりつかみ、最後まであきらめずにプレーし続ける戦い方を、米ツアーで徹底的に貫いている古江が、逆転を目指す。
古江 彩佳(ふるえ・あやか)
2000年5月27日生まれ、兵庫県出身。アマチュア時代の19年に「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げてプロ転向。20年にプロ初勝利を飾り、アマチュア時代を合わせ国内ツアー通算8勝。賞金女王争いでは稲見萌寧にあと一歩及ばなかったものの、最優秀選手賞と新人賞に輝いた。昨季から米国女子ツアーに参戦し、トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープンで同ツアー初勝利を遂げた。富士通所属。
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