- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 「微妙」と答えた原英莉花のゴルフの現在地…「感覚の悪さから“勝負”に出られない」と苦悩を明かす
大王製紙エリエールレディスオープンの初日、原英莉花(はら・えりか)が5バーディー、1ボギーの67で回り、4アンダーの13位タイでホールアウト。現在のゴルフの状態はどうなのだろうか。
「消去法になるような状態」
◆国内女子プロゴルフ<大王製紙エリエールレディスオープン 11月16~19日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71>
「微妙ですね…」。ゴルフの調子について聞かれた原英莉花は、開口一番にそう答えた。
今大会の初日、原は櫻井心那、西郷真央と実力者の組で回った。インの10、11番を連続バーディーで好発進。後半も1、2番で連続バーディー。その後、4番でボギーをたたくも、8番をバーディーで取り戻し、4アンダーの13位タイとまずまずの結果でホールアウトした。
それでも納得いかない表情には理由があった。
「ティーショットの感覚が悪いし、パターも思ったラインに出せず感覚が悪かったです。スコアは作れたというよりも、自分の感覚の悪さがある中で、あまり気に留めず最後までプレーできたのは良かった」
さらにこう続ける。「3日目、4日目と集中が高まる時に勝負に出られないので(ゴルフが)面白くないんです。安パイに攻めたり、消去法になってしまうような状態」。
思い描くゴルフができず、消化不良な部分があるという原。今年は日本女子オープンを制してから、約1カ月前には米ツアーQスクールのセカンドステージをスコア誤記で失格となり、失意の中で帰国。TOTOジャパンクラシックは56位タイ、先週の伊藤園レディスは49位タイと上位進出を果たせていない。
今季はメルセデス・ランキング26位につけているが、もう一つ上の結果を求められる選手であることは自覚しているだろう。
「とにかく今はしっかりと練習して、今日(初日)よりももっといいプレーができるようにするだけです」
バーディー合戦となる今回のコースで、2日目以降はどのようにゴルフを修正してくるのかは楽しみなところ。巻き返しを期待したい。
原 英莉花(はら・えりか)
1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年プロテスト合格。“黄金世代”の一人として18年から早くもシード獲得し、翌19年には初優勝。20年には日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップと公式戦2冠を達成した。23年、ヘルニア手術を乗り越え、日本女子オープンを2度目の制覇。NIPPON EXPRESSホールディングス所属。
最新の記事
pick up
ranking