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- ツアープロが“4本”でプレーしたらスコアはどうなった? 本数制限ゴルフには上達のヒントが満載
多くのツアープロのコーチとして活躍している石井忍氏が、“ここはスゴイ”と思った選手やプレーを独自の視点で分析します。今回は、石井自身が参加したプライベートコンペについて。多くのツアープロも参加したこのコンペは、クラブ本数を制限して行われました。
4本のクラブでもパープレーができる理由
1月某日、日頃からお世話になっているグラファイトデザイン社の新年コンペに参加させていただきました。多くのプロが使用しているシャフトメーカーのコンペということもあり、レギュラーツアー、ABEMAツアー、シニアツアーで活躍する選手も多数参加しました。

ユニークだったのはプロ4本、シニアプロ5本、アマチュア6本と、クラブ本数を制限したルールでコンペが行われたことです。当日は真冬の寒さで風も強く、スコアが伸びにくいコンディションでした。このシチュエーションと変則ルールの中、第一線で活躍するツアープロはどれくらいのスコアでプレーしたと思いますか?
ベスグロは昨年のABEMAツアーでプロ初勝利を挙げた長澤奨選手。4本でラウンドしてパープレーの「72」でした。グロス2位は、昨年シニアデビューしてシニア初優勝も挙げた増田伸洋選手の「73」。5本でプレーして1オーバーでした。同じく5本の平塚哲二選手は、前日に14本で通常のゴルフをしたそうですが、「昨日と同じスコアだった」と笑って話していました。
限られた本数でラウンドすると、ピッタリの距離で打てる状況はほとんどありません。そんな中でスコアをまとめてくるトッププロのプレーを見ていてあらためて感じたのは、イマジネーションの重要性です。
例えば220ヤードのパー3でアゲンストというシチュエーションがありました。ある選手はドライバーで大きなスライスを打ってわざとスピン量を増やし、風にぶつけてグリーンを上から狙いました。また、ある選手はドライバーで超低弾道の球を打ち、手前から転がそうと試みていました。
こういったアイデアが浮かび、実現できるのは、日頃から“遊び心”を持った練習もしているから。「思いっきりフェースを開いて打ったらどうなるだろう」「SWでめちゃくちゃ低い球を打つにはどうすればいいだろう」などと試していると、クラブ特性やスイングの仕組みを理解できるようになってきます。
そういえば、昨年の「ニチレイレディス」最終日に岩井明愛選手が見せた“片手チップイン”も話題になりましたよね。あのアプローチも、まさに“遊び心”から生まれた1打といえるでしょう。
番手間の距離を打つコツ
皆さんもぜひ、本数制限ゴルフにチャレンジして想像力を鍛えてください。その際は中途半端な距離を打つ機会が増えるので、最後に番手間の距離を打つコツを紹介しましょう。
上の番手で距離を落としたい時は、クラブを短く握ってコンパクトに振ること。手打ちにならないように胸板を回す意識を持ってください。
下の番手で距離を出したい時は、クローズスタンスで構え、右足寄りに球を置いて左体重で振ると、ドロー回転がかかり距離を稼ぎやすくなります。この場合もクラブを短めに握るのがポイント。スピンがかかりすぎず、強い球を打ちやすくなります。
4、5本でスコアをまとめるのはさすがに難しいかもしれないので、ハーフセット(7本)くらいでチャレンジしてみては? 意外といつもと変わらないスコアでプレーできるかもしれませんよ。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
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