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- 3週連続予選落ちと“プロの壁”に直面も…高木優奈がボギーフリーで暫定3位の好発進! 「連戦で疲れが出ていた」
国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」初日、1998年生まれの“黄金世代”でもあるツアールーキー・高木優奈(たかぎ・ゆうな)が6バーディー、ノーボギーの「66」で回り、6アンダーの暫定3位につけた。
「1番、2番でいいパーパットが入ってくれた」
1998年生まれ“黄金世代”のツアールーキー・高木優奈が、ほぼ完璧なゴルフを見せつけた。
試合では初めて回るという今回のコースを、ボギーフリーの6バーディーでプレー。首位と1打差の暫定3位につけて初日を終えた。
大会初日は、前夜から降り続く雨に打たれながらのスタート。1番で3メートルのパーパットを沈めるも、続く2番のセカンドを打ったところで雨脚が強まり、競技中断を知らせるホーンが鳴り響く。
なんともキリの悪いタイミングでの中断に見舞われてしまい、再開後の3打目で入れてしまったバンカーが目玉の状態に。そこから出して奥2メートルにつけパーでしのいだが、「1番、2番でいいパーパットが入ってくれたので、それがすごく1日をよくしてくれたかなと思います」と結果的にこの序盤をうまくパーセーブできたことが、その後のラウンドにいい影響を与えたと振り返る。
その言葉通り、4番ではチップインバーディー、続く5番パー3でも6番アイアンで4メートルにつけて連続バーディーを奪った。後半も13、16、18番でバーディーを奪取。その勢いは最後まで衰えることはなかった。
まさに会心のラウンドとなったが、前週までは3週連続予選落ちと結果が出ず苦しい戦いが続いていた。アマチュアの頃にTP単年登録者としてツアー参戦の経験があるものの、「連戦の影響で疲れが出ていた」と過酷な日程でトーナメントを戦うプロの壁に直面していたようだが、今週はいつもより体のケアに力を入れて挑んでいると話す。
今月13日に26歳の誕生日を迎えたばかりの高木にはたくさんのプレゼントが届いているうようで、「もらった炭酸の入浴剤と、いい匂いの入浴剤を入れてお風呂に入ったのがよかったかもしれないです」と体だけでなく、気持ちの面でもリラックスして今大会に臨めていることが好スコアの要因なのかもしれない。
SNSにアップした豪華なバースデーケーキも話題を集めたが「先週福岡で食べすぎちゃったところにケーキだったので……控えめにはしたんですけど、すごいおいしくて!」と目を輝かせた。
「まだ誕生日がうれしいなと思います」と26歳の初ラウンドを最高の形で終えた高木。黄金世代“16人目”のチャンピオン誕生なるか。
高木 優奈(たかぎ・ゆうな)
1998年5月13日生まれ、神奈川県出身。2019年はTP単年登録者としてツアーに参戦、同年下部ツアー「ANA PRINCESS CUP」で初優勝。6度目の受験となる23年プロテストに合格、新人戦「JLPGA新人戦加賀電子カップ」で優勝を挙げる。
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