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オーバー30女子プロが笑顔で真剣勝負 「KURE LADY GO CUP」は藤田さいき&青木瀬令奈ペアが計11勝の強さ見せ優勝
有村智恵(ありむら・ちえ)、原江里菜ら(はら・えりな)が発起人となって立ち上げられたプロジェクト「LADY GO」のフラッグシップイベントである「2024 KURE LADY GO CUP~Let’s move 30’s~」が11日、取手国際GC(茨城県)で行われ、藤田さいき(ふじた・さいき)&青木瀬令奈(あおき・せれな)ペアが優勝した。
4月に双子の男の子を出産した有村智恵は裏方に徹す
合計でツアー11勝の藤田さいき&青木瀬令奈ペアの強さが光った。
「女子プロゴルファーが様々な形で活躍できる場所を作りたい」と、有村智恵、原江里菜らが発起人となって立ち上げられたプロジェクト「LADY GO」のフラッグシップイベントである「2024 KURE LADY GO CUP~Let’s move 30’s~」が11日、取手国際GC(茨城県)で行われた。30代以上の女子プロ24人が12チームに分かれ、ダブルスで激突。今回は2人が交互にボールを打つオルタネート方式のステーブルフォード(ポイント制)で9ホールプレーし、上位3チームが優勝決定戦を行う形式だ。

4月に双子の男の子を出産し、公の場に出るのが初めてという有村は、今回は発起人の一人として運営、解説などの裏方に徹した。
3組ずつがプレーした9ホールは、2イーグルを奪うなどした藤田・青木組が24ポイントで首位。2位の菊地絵理香・穴井詩組、3位の藤本麻子・甲田良美組が決勝に進出。2位と3位がまず1ホール戦い、勝った藤本&甲田組が1位の2人と戦った。9番で行われた短期決戦では互いに譲らず、試合規定により残り100ヤード付近からのプレーオフ。これもでも決着がつかずに、最後はアプローチ合戦となった。藤田が最もピンに寄せ、チームの優勝が決まった。
シーズン中はほぼ毎週試合があるツアーが休みの週に行われたイベントは、いつもとは違うダブルスでポイント制。さらに子供を連れて参戦した選手も多く、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。初めてシッターのいる託児所を設けての開催とあって、安心して子供を預けてプレーする選手もいた。
共催スポンサー、呉工業の看板商品である5-56にちなんだ556万円の優勝賞品を手に笑顔の藤田・青木ペア。実は青木は「先週ピンチヒッターとして声をかけていただいて」という出場。手堅いプレースタイルが身上なだけに、藤田は「守ってもらえると思ったら、今日はツアーで見たことのない青木瀬令奈のプレーだった」と笑う。
アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー3点、パー1点、ボギー0点、ダブルボギー以下-2点というステブルフォード方式で求められるのはアグレッシブなゴルフ。青木は「いつもなら絶対しない」と笑う積極的な攻めを見せ、藤田がそれをフォローするという意外な形がうまくかみ合ったのも、経験豊富な2人だからこそだ。
優勝決定直後に雨が降り出し、奇しくも子供たちが過ごしていた託児エリアのある場所で行われた表彰式も、この大会らしさに拍車をかけることになった。“働く女性”の形の一つである女子プロゴルファーたちが、様々なライフスタイルの変化に柔軟に対応しつつなお輝く場。2022年に始まった大会は、少しずつ歴史を重ね、女子プロたちの在り方に様々な提案をしながら、定着しつつある。
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