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13歳・須藤弥勒がいよいよツアーデビュー 34歳年上・不動裕理との“練ラン”中の会話明かす「回答からしてやっぱりすごいなと」
“ゴルフ天才少女”13歳・須藤弥勒がいよいよツアーデビューする。開幕を翌日に控えたこの日、記者の囲み取材に応じた。
「どういう選手が怖いですか? 」という質問に不動は……
◆国内女子プロゴルフ
ニトリレディスゴルフトーナメント 8月22~25日 桂ゴルフ倶楽部(北海道) 6651ヤード・パー72
“ゴルフ天才少女”13歳・須藤弥勒がいよいよツアーデビューする。開幕を翌日に控えたこの日、記者の囲み取材に応じた。
練習ラウンドはツアー50勝の不動裕理とともにプレーした。「不動選手は同じ飛距離ですが、中身の質が違って、精度や寄せ方がすごい勉強になりました」と、34歳年上で永久シード保持者のプレーを目に焼き付けた。
「アドバイスをいろいろいただきました。どうやったら緊張しませんか?とか」と、ラウンド中に交わした会話の内容を明かした。須藤が「どういう選手が怖いですか? 」と質問を投げかけたところ、不動は「怖いと思った時点で負けてるんだよ」と答えたそうで、これには須藤も「回答からしてやっぱりすごいなと思いました」と感心するばかりだ。
会場の桂GCは7月に何度かプレーし、合計10ラウンドほどしたという。「距離が長いので、明日からずっと雨予報でキャリーで止まってしまいますし、グリーンも重くならないので、逆に走るので、『85』を打たなければいいなぐらいのペースでやりたいと思います」と目標は謙虚だ。
この1年で身長が伸びたこともあり、飛距離は20~30ヤード伸びたというが、「パーオンが18ホール中ほとんどできないので、パーペースで回れたらいいなと思います」とスコアメークの算段を立てる。
最後に出場した試合が2年前の「欧州キッズ世界選手権」と、試合からは長く遠ざかっており“試合勘”は失った現状と自覚している。「この大会ではできるだけ(“試合勘”を)戻したいですし、練習どおりに上手く打てたらいいなと思っています」と冷静だ。
幼いころからTVなどメディアでの露出も多く、そのデビュー戦に注目が集まっている。初日は多くのギャラリーがついて回ることが予想されるが、「(ティーショットで)20~30ヤードは置いて行かれると思うので、その中でどれだけカバーできるのか見て欲しい」と、「一番の武器」と自覚する「小技」に胸を張る。
飛距離のハンデを補うためにショートゲームの練習を積んできた。それでも「どうしてもカバーできない部分もあるので、その辺をどうできるかだと思います」と、まずは予選突破を目指す。
須藤弥勒(すとう・みろく)
2011年8月6日生まれ。群馬県太田市出身。身長150センチ。1歳でゴルフを始め、父・憲一さんの指導を受けて育った。17年に「世界ジュニアゴルフ選手権(6歳以下の部)」で史上最年少優勝。翌18年にも同大会を連覇。19年に「マレーシア キッズ世界選手権」、21年に「アメリカ キッズ世界選手権」、22年に「欧州 キッズ世界選手権」で優勝し、ジュニア世界大会四冠を達成した。
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