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- 「来週の…」 完全優勝でメジャー初制覇を成し遂げた竹田麗央が明かす“次の目標”が意外な答えだった
国内メジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」の最終日、スコアを3つ伸ばした竹田麗央(たけだ・りお)が通算19アンダーで優勝。初日から首位を譲らない“完全優勝”で国内メジャー初制覇を成し遂げた。
次の目標は「ドラコン大会で連覇」
◆国内女子プロゴルフ
ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会 9月5~8日 かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県) 6670ヤード ・パー72
国内メジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」最終日。
竹田麗央が5バーディー、2ボギーの「69」で回り、大会最少ストロークに並ぶ通算19アンダーで悲願のメジャー初制覇。初日から首位を譲らない“完全優勝”と圧巻の強さを見せつけた。
しかし、スタート時に後続と3打あったリードが最終的には1打差に。結果だけを見れば薄氷の勝利とも言えそうだが、一つ前の組でプレーする女王・山下美夢有の猛追を「想定していた」と話す。
「自分は20アンダーを目標に。それだけを考えて回った」
ラウンド中はあくまで自らのプレーに集中。多くの選手が「飛んで曲がらない」と評するドライバーショットが最大の武器だ。
「今週はドライバーショットの調子が良くて、そこでアドバンテージが取れたと自分でも思う。結構イメージしやすいホールが今週はたくさんあったので、そういうのもあって優勝できたんじゃないかなと思います」と勝因を挙げる。
4月の初優勝からわずか5カ月で、目標の一つに掲げていた“メジャー制覇”を達成。そして次の目標を聞かれると、意外な答えが返ってきた。
「来週、ドラコン大会があるのでそれを頑張りたい。去年、優勝できたので連覇を目指して」
そのドラコン大会とは、次週の国内ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の大会期間中に行われる、唯一のJLPGA公認ドライビングコンテスト「朝日インテックpresents ドライビング女王コンテスト」だ。
竹田は初出場の前年大会で271.3ヤードをマークして優勝。今週の調子さえ維持できれば、2年連続のドラコン女王も夢ではないだろう。
「(メジャー制覇の)実感はまだそんなに湧いてないんですけど、本当に4日間すごく長かったのでホッとしています」と正直な胸の内も明かしたが、これで年間女王へも大きく前進。
今大会の優勝で400ポイントを加算し、メルセデス・ランキングは2位の山下に約466ポイント差をつけて首位を快走。シーズンはすでに後半戦に差し掛かっているが、「(年間女王を)目指せる位置にいると思うので、毎週ベストを尽くしてその結果が年間女王になれたらいい」と、少なからず意識している部分もあるようだ。
今季はあと11試合。まだまだ試合数を残しているだけに、ほかの選手にも十分チャンスはあるが、新たな女王の座に最も近い位置にいるのは間違いない。
竹田 麗央(たけだ・りお)
2003年4月2日生まれ、熊本県出身。21年プロテスト合格で同期には櫻井心那、神谷そら、川崎春花らがいる。母親はツアープロの平瀬哲子、叔母は元賞金女王の平瀬真由美。24年「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初優勝を遂げると、翌週の「フジサンケイレディスクラシック」を勝って2連勝。さらに同年の「ブリヂストンレディス」「北海道meijiカップ」「ゴルフ5レディス」で勝利を挙げたほか、9月の「ソニー 日本女子プロ選手権」では国内メジャー初制覇を達成した。ツアー6勝。ヤマエグループHD所属。
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