- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 吉田優利が圧勝した国内ツアー2戦目 なぜ渋野日向子や岩井姉妹など米女子ツアーで戦う選手が6人も出場していたの?
吉田優利が圧勝した国内ツアー2戦目 なぜ渋野日向子や岩井姉妹など米女子ツアーで戦う選手が6人も出場していたの?
国内女子ツアーの第2戦「Vポイント×SMBC レディス」は米女子ツアーを主戦場とする吉田優利(よしだ・ゆうり)が盤石のプレーで2位に9打差をつけ圧勝。今大会には吉田以外にも6人の米女子ツアーを主戦場とする選手が出場していました。
同週に予定されていた米女子ツアーが開催できなくなったから
渋野日向子を始め、岩井ツインズ、勝みなみら、米ツアーを主戦場にする選手が6人も出場して注目を集めた国内女子ツアー第2戦「Vポイント×SMBCレディス」。米女子ツアーを主戦場にする選手がこれほど多く日本の試合に参戦したのは、どういった理由があったのでしょうか。
実は「Vポイント×SMBCレディス」の行われた週に米女子ツアーでも試合があるはずでした。予定されていたのはカリフォルニア州のバロスバルデスGCを舞台にした「ファーヒルズ・パクセリ選手権」。メジャー5勝を含むツアー通算25勝で、強豪韓国勢の中興の祖ともいえる朴セリの名を冠した大会です。2025年も日程発表の時点では、3月20~23日の開催が決まっていました。
ところが、1月24日にツアー(LPGA)から予定通りの日程では開催できないということが発表されるまさかの事態。理由については「イベント引受人が、昨年と今年の支払い義務の一部を履行しなかったため」とLPGAのリリースにはあります。

ただ、コミッショナーのリズ・ムーア氏はコメントとして、問題解決後には日程を変更してでも開催できる方法を模索することを示唆。あくまでも前向きな姿勢を見せています。
開幕戦「ヒルトングランドバケーションズTOC」の後は、アジアシリーズ3試合を行い、米本土に戻る初戦となるはずだった「ファーヒルズ・パクセリ選手権」がいったん”白紙”になったことで、ツアーには2週間の空き週ができました。「Vポイント×SMBCレディス」は、すっぽりとそこにハマったため、米ツアーで戦う日本勢が6人も見られることになったというわけです。
「ファーヒルズ・パクセリ選手権」が今後、どうなるかはまだわかりません。このまま中止になってしまう可能性も少なくはないでしょう。それでも、LPGAのリリースからは、ツアーがあくまでも開催に向けた話をしていることが伝わって来ます。
新型コロナウイルス感染拡大によって、世界中のイベントがなくなる事態を、それ以前に誰が想像したでしょう。あれほど極端な場合でなくても、天災はいつ襲ってくるかわかりません。また、試合を行うにはお金が必要なので、スポンサーの経済状況などを含めたお金のトラブルは少なくありません。それ以外にも、様々な理由で予定されていた試合が中止になった例は、海外でも日本でも起きています。
最近の日本の例では、女子の開幕直前になって主催者側のトラブルから「フジサンケイレディス」が中止になりました。この時のツアー(JLPGA)のリリースは「主催者から開催辞退の申し出があり、中止が決定いたしましたのでお知らせします」という残念なものでした。
確かに、現在のツアーのしくみとして、JLPGAは主催者ではないので試合開催の最終決定権はありません。それでも、2027年には全試合の主催者となることを宣言した以上、「フジサンケイレディス」の中止に関してはあまりにも“他人事”な対応だったといわざるをえません。
思いがけぬ事態によって、日本の試合に出場した6人を含む日本勢の多くは、米国本土で開催されるフォード選手権(3月27~30日、アリゾナ州ワールウインドGCキャットテイルC)で米ツアーに戻ります。
4週後に控えたシーズン最初のメジャー、シェブロン選手権(4月24~27日、テキサス州ザ・クラブatカールトンウッズ・ジャックニクラウスシグネチャーC)に向けて、さらに白熱するツアーでの戦いとなるはずです。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
-
ナイスショット連発で上重アナも仰天!? キャロウェイ「ELYTE」シリーズをラウンドで使用するとアマチュアにとって大きな恩恵が!<PR>
-
【連載コラム】なぜフォーティーンのクラブは人を魅了するのか? 美しいフォルムに宿る揺るぎない性能・その秘密を開発者に聞く<PR>
-
クラブと体の「接点」は重要! テーラーメイドのツアーボール「TP5」「TP5x」と「プレイヤーズ グローブ」は細部までこだわった逸品<PR>
-
もはやゴルフウエアに見えない!? 「& GOLF」が作り出した日常に溶け込める新定番ウエアスタイルでオシャレに街へ!<PR>
-
ゴルファーの9割は勘違いしている!? 超人気パターコーチが語った「モデル別アライメントボール」の正しい活用法
ranking