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スプリンクラーを破壊した選手の処分は? PGAツアーの“秘密主義”で想起されるタイガーの醜聞とDJの薬物疑惑、“悪童”デーリーの潔さ
PGAツアー「バルスパー選手権」2日目、アダム・ハドウィンがスプリンクラーヘッドを破壊して騒動に。ハドウィンの妻の機転により事態は沈静化したかに見えたが、批判の矛先はツアー側の対応の不透明さに……。
「ファンに対して正直でありたい」と処分内容を明かしたデーリー
放送禁止用語とされる“Fワード”をプレー中に吐いたり、ましてやそれがマイクで拾われたりした場合、PGAツアーは選手にマナー違反の罰金を科すと言われている。暴言や暴力、度重なる遅刻、ラウンドの放棄といった行為も罰金対象とされている。
また、スロープレーに対しても罰金や罰打が科されることになっており、罰金を科された例はいくつか判明しているものがある。だが、罰打の例は1995年のグレン・デイの一例のみと言われている。それ以外に罰打の例が本当にないのか、それとも周囲に伝わっていないのかは、これまた不明である。
もっとも、スロープレーに対しての罰打については今年から順次行なっていくことが、ジェイ・モナハン会長からすでに発表されており、今後、少しずつ透明性が出てくるという希望はある。
振り返れば、これまでPGAツアーから、実際にペナルティーを科されたことで最も知られているのは、かつて“悪童”と呼ばれたジョン・デーリーだ。
デーリーの場合は「ファンに対して正直でありたい」と望んだ彼自身が、度重なる出場停止や罰金処分のほぼすべてをそのたびに米メディアに明かしたため、その詳細が世に知られたという事情がある。
デーリーは1993年以降、出場停止処分を受けること5回、支払った罰金は10万ドル超。アルコール依存症に対するコンサルティングやリハビリを受けるよう命じられた警告処分は7回。プロらしからぬ言動に対する警告は11回、ラウンド途中で投げやりになったり姿をくらましたりで、ベストを尽くさなかったことに対する警告処分は21回。
いずれも褒められる話では決してないが、デーリー自身がペナルティーのすべてを明かし、透明性が見て取れたからこそ、とんでもない言動があってもデーリー人気は長年にわたって高かったのではないだろうか。
ツアーという特定の世界において、選手の言動をルールや規定に照らし、その言動が「OKかNGか」「ペナルティーの対象か否か」を決めるのはツアーの仕事だ。
しかし、そうするだけの権限を持っている以上は、実際にその権限をどう使い、どう判断し、どう結論したかはきっちり公表されるべきで、そこには透明性が求められる。
一方で、ツアーが関与すべき出来事か、それとも私生活上のことゆえツアーとは無関係なのかを判断するのは、なかなか難しい。
日本の女子ツアーでも“トリプルボギー不倫”などと呼ばれている一連の出来事に対し、JLPGAは私生活上のことは関与しないことを基本方針としながらも、無視できない状況になりつつあり、対応に苦慮している様子である。
ゴルフはメンタルなゲームゆえ、選手の心を揺らす問題への対処は難しい。当事者である選手が推薦出場やアワードなどの対象になる場合は、さらにコトが複雑になる。
しかし、複雑で難しい状況だからこそ、ペナルティーに関してはクリアであってほしい。PGAツアーもゴルフファンから透明性が求められていることを感じ取ったからこそ、スロープレーヤーの氏名やペナルティーを公表することを決めたのだ。
複雑で難しい状況になればなるほど、ツアー側には最大限の透明性を保っていただきたい。クリアなツアー、クリアなペナルティーが、良きゴルフ界を作り出すのだと私は思う。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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