同級生・渋野日向子からの「ご飯おごってほしい」ラブコールも 開幕戦Vの生源寺龍憲は“約400件”の祝福にうれしい悲鳴

「ゆっくりメッセージを返信していました。たくさんお祝いを頂いたので、一つ一つお返事を」

　ツアー初優勝を飾った開幕戦「東建ホームメイトカップ」から1週間が経過し、生源寺龍憲は慌ただしい毎日を過ごしていたようだ。お祝いのメッセージは400件ほどにもなったといい、その反響の大きさと喜びをかみしめた。

　その400件もの祝福の中には、米女子ツアーを主戦場にする渋野日向子の名も。2人は同じ岡山作陽高校の出身で“同級生”の間柄でもあり、「オフの空いてるときに食事行きたいね」とメッセージでやりとりを交わしたと明かした。

　また、記者から「『おごってもらいたい』と言ってましたよ」と、アメリカの地で開幕戦勝利の吉報を耳にした渋野のコメントを伝えられると、「記事見ましたよ。おごらせていただけるのかな（笑）」と冗談交じりに笑顔を浮かべる。2人の仲むつまじい関係性が垣間見える“ほほ笑ましい”返事にその場が和んだ。

　それでも気持ちはすでに今大会へ向いている。狙うは2週連続優勝。6652ヤードの短いコースが「前澤杯」の舞台だが、「グリーンはかなりアンジュレーションがあるし、今日の雨でコンディションも変わりそう。風も強く吹いているし、そのあたりのジャッジがキーになると思う」と警戒。

　優勝スコアについても「20アンダーはいくんじゃないかな」と、伸ばし合いの展望を予想。優勝者に贈られる“4000万円”の高額賞金もモチベーションの一つになっていると話したが、「やることはいつもと一緒。注目していただけるので、より一層頑張りたい」と、ツアー連勝に向けて力強く意気込んだ。

1998年5月15日生まれ、山口県出身。岡山作陽高校時代は渋野日向子と同級生。その後同志社大学に進学し、2020年11月にプロ転向。25年シーズンの開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制し、ツアー初優勝を飾った。