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- 「2日間競技」「無観客」など課題も残った初開催の日本女子シニアオープン 2位に4打差をつけて不動裕理が初代女王に
レジェンズ(女子シニア)ツアーの「太陽生命 元気・長生きカップ」が今年から「日本女子シニアオープンゴルフ選手権 太陽生命 元気・長生きカップ」としてナショナルオープンに昇格、初代女王に不動裕理が輝いた。
最初の「日本女子シニアオープン」を不動裕理が制す
◆国内女子シニアゴルフ
日本女子シニアオープンゴルフ選手権 太陽生命 元気・長生きカップ 5月1~2日 東急セブンハンドレッドクラブ東コース(千葉県) 6105ヤード・パー72
不動裕理が「日本女子シニアオープン」初代チャンピオンの座を射止めた。
昨年まで日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のレジェンズ(女子シニア)ツアーの1戦だった「太陽生命 元気・長生きカップ」がナショナルオープンに“昇格”。日本ゴルフ協会(JGA)主催として2日間競技(36ホール)で千葉県の東急セブンハンドレッドCで行われた。
5月2日に行われた第2ラウンド。2位に4打差の6アンダー単独首位でスタートした不動は、降雨による中断を挟んでの18ホールを4バーディー、1ボギーでプレー。通算9アンダーで、同じくスコアを3つ伸ばした鬼澤信子を4打差のまま振り切った。

女子シニアのナショナルオープン最初の優勝者となったことについて「チャンスで確実に取れたのですごくうれしいですね」と破顔した不動。
「1年前に(このコースで)いいスコアが出て(優勝して)からなかなかいいスコアが出なくてボロボロだったんですが、この優勝で元気になりました」と表彰式でもスピーチ。レギュラーツアー通算50勝、永久シード選手の強さを見せつけた。
レジェンズツアーの初戦だった昨年とは同じコースだが、ナショナルオープンらしく難しくなったと選手たちが声をそろえるセッティング。不動自身も勝因をこう分析した。
「過去の成績だけじゃ勝てない。私が今回勝てたのは(セッティングの難しい)レギュラーツアーに出ていることがプラスになったからだと思います」
これまで、この世代の女子ナショナルオープンがなかったが、日本ゴルフ協会(JGA)がようやく開催にこぎつけた。ただ、36ホールであることや観戦できないことなど、今後に向けて改革すべき点が山ほどあるのもまた事実。
若い世代と違い、18人出場したアマチュア選手たちからは、プロと一緒に試合でプレーする機会ができたことに対する喜びの声も出た。
不動は「これからはそういう(アマチュアと試合でプレーする)ことも増えていくんじゃないかな。プロもアマもレベルが上がってきているんじゃないかと思います。ただ、日本のゴルフ界はまだ、年齢にあったゴルフをよりも、レギュラー(ツアー)のゴルフに目が行っちゃう部分がある。これから時間をかけて、ギャラリーの方にもその年齢でがんばっているゴルフを理解してもらう考え方を浸透しない(させない)と」と話した。
さらに「45歳以上は、スコアを作るのがとても上手です。見た目だけじゃなく、ゴルフのうまさがある。それをわかってもらえたらうれしいですね。ギャラリーが入れる試合も少ないから難しいと思いますが、テレビだけじゃ伝わらないレジェンズ(45歳以上の女子シニア)のよさがあるので、それが広がっていければいいな、と思います」と、生涯スポーツとしてのゴルフの魅力を力説した。
昨年の「全米シニア女子オープン」には12人の日本勢が出場して7人が予選を突破。優勝争いの末2位となった山本薫里を筆頭に、今年の出場権が得られる20位以内に5人が入る快挙となっている。それほどの力のある世代のナショナルオープンを、今後どう育てていくのか。初代優勝者の言葉も含めて、日本ゴルフ協会の手腕も問われる。
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