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- 渋野日向子が涙を笑顔に変える「66」の単独首位 苦闘の先に見えた“らしさ”の復活 「久々に見る景色」
17日に開幕した国内女子ツアー「富士通レディース」。渋野日向子(しぶの・ひなこ)が7バーディー、1ボギーの「66」をマークし、6アンダーの単独首位発進を決めた。
「明日はどうなるかわからないけど、チャンスはつかみたい」
◆国内女子プロゴルフ
富士通レディース 10月17~19日 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県) 6697ヤード・パー72
渋野日向子が“最高のスタート”に笑顔を見せた。
7バーディー、1ボギーの「66」をマークし、6アンダーで単独首位発進。後続の渡邉彩香、佐久間朱莉に1打差をつけ、2021年「樋口久子 三菱電機レディス」以来、4年ぶりとなる国内ツアー7勝目が見えてきた。
「入ったと思った。超カッコ悪い」と照れ笑いを浮かべたのは、パーパットがカップをくるりと回ってボギーになった18番のこと。「(カップを)360度回らんでもええやん」と悔しさをにじませたが、そこまでのプレーに自然に笑顔が弾けた。
米ツアー参戦4年目の今シーズンは、なかなか結果が出せずに苦しみ続けているが、それが一転したような1日だった。
1番で8メートル、2番で7メートルの長いバーディーパットを決めて波に乗る。不調で鳴りを潜めていたリズムのいいパッティングを取り戻し、ショットにも好影響を与えた。

「5メートルがチャンスって思えなかったんですけど、こういうゴルフができたら(5メートルは)チャンスだと思える。その見本みたいなゴルフができました。ショットはあまり良くはないけど、許せる範囲が広がった」とトレードマークの笑顔も戻ってきた。
「『パットから流れを作るゴルフの人だ』とずっと言われていたんですけど、それをすごく感じました」とリズム良くプレーした18ホール。浮上のきっかけは、自分のパッティングを客観的に見て修正したこと。
前週の国内ツアー「スタンレーレディスホンダ」で予選落ちを喫し、今週になって福岡のパッティングスタジオに行った。「自分で何を気を付けたらいいか分からずにモジモジしながら硬くなっちゃったり、小さくなっていたけど、(やるべきことが)明確にはっきりしたのがいい結果につながっている」と振り返った。
米ツアーでは22試合に出場してトップ10入りが1回、予選落ちは12回。日本では春先に6位が1試合あるものの、前週は予選落ちと自信を喪失しかけていた。それを一気に払しょくしたかのようなプレーぶりに「(効果が)予想以上だったので、自分でもびっくりしています」と笑った。
不調とはいえ、出場選手の中で一番、ギャラリーを引き連れて歩いたのは間違いない。「久々に見る景色でした。(応援を)力に変えられたかな。明日はどうなるかわからないけど、チャンスはつかみたい」と、力強く締めくくった。
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年生まれ、岡山県出身。2019年の「AIG全英女子オープン」でメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは「スタンレーレディスゴルフトーナメント」「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」で勝利。22年からは米ツアーを主戦場としている。サントリー所属。
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