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- シード確保へ正念場の脇元華が「66」 腰のヘルニアによる練習量不足、飛距離低下乗り越え
「伊藤園レディス」2日目が終了。シード確保へ正念場の脇元華(わきもと・はな)が7バーディー・1ボギーの「66」とスコアを伸ばし、通算9アンダーの8位タイで終えた。
レーザー治療と投薬で痛み抑えながらショットの安定感で浮上
◆国内女子プロゴルフ
伊藤園レディス 11月14~16日 グレートアイランド倶楽部(千葉県) 6769ヤード・パー72
大会2日目、脇元華が7バーディー・1ボギーの「66」とスコアを伸ばし、通算9アンダーの8位タイで終えた。フェアウェイキープ率の高さとショットの安定感が際立った1日だった。
「今日はショットが良かったです。フェアウェイキープも昨日に続いて良くて、曲げたのは1回だけでした」と振り返る。スタートから1、2、3番で3連続バーディー。1番は2メートル、2番は1メートル以内、3番は3メートルにつけるなど、ショットのキレでスコアをつくった。
後半は15番パー5でティーショットを左へ大きく曲げ、隣の8番ホール付近まで落ちてしまう場面もあったが、「あそこはバタバタでした」と苦笑いしつつもパーでしのいだ。
17番、225ヤードと長いパー3でも「スプーンで190ヤード台しかキャリーが出ない」中でも丁寧に攻略。「右の花道を狙おうとして(球が)つかまったけど、結果的にオンしてくれました」と危機を乗り越えた。

今大会ここまでの結果は良いとはいえ、今季、脇元を最も苦しめていたのが、シーズン前から続く腰のヘルニア症状だ。
「今年ずっと腰が悪いんで、思うようなゴルフも練習量もトレーニングもできてないんです。ウエートも持てないし、器具を使うトレーニングもできなくて、3~4割くらいの強度で1年やってきました」
痛みは日々のラウンドでも強く影響した。飛距離の低下も深刻で、「アイアンのキャリーが6~7ヤード落ちて、ユーティリティーも以前より10ヤードぐらい落ちています。夏過ぎからずっと距離が出なくて本当に戦いづらかった」と、淡々とした口調の中に苦悩がにじむ。
生活には大きく支障はないものの、「歩いたりゴルフをすると痛くなる」。名古屋の病院でレーザー治療も受け、薬を飲んで痛みを抑えながらのシーズンだった。
12月に腰の手術予定「その前にシードを確定させたい」
そんな中で迎えた終盤戦。脇元のメルセデス・ランキングは58位。今大会と来週の最終戦「大王製紙エリエールレディス」終了時点で50位以内に入ることがシード獲得の条件。“後がない状況”には変わりない。
腰の痛みを抱えていたが、途中で休むことを選択しなかった。理由も明快だ。
「1試合休むだけで本当に順位が落ちちゃうじゃないですか。それが私には耐えられなくて。トレーナーさんには『1回休んでリセットしてもいい』と言われてたんですけど、休むのが嫌で出続けていました」
精神的にも肉体的にもギリギリの1年。それでも“休まなかった”背景には、ランキングを守りたい気持ちと選手としての意地があった。
シーズン終了後の12月中旬に腰の手術を受ける予定だ。「QTに行かなくてよくなれば、手術を少し早めてもいいかなと思っています」。つまり、QT回避でシード確保ができれば、最良の流れで治療へ進める。だからこそ、この“残り2試合”には強い覚悟が宿る。
「明日は絶対伸ばし合いになるので、食らいついていけるようにしたい。私は最終日弱いんです。多分、どこかで意識しちゃってるんだと思いますけど……。でも、この位置で迎えるのは何度目かなので、そろそろ学ばなきゃですね」
腰の痛みを抱えながらも訪れた千載一遇のチャンス。最終日はシード圏内へと順位を上げる覚悟だ。
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