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- 「華ならできる」と常に背中を押してくれた父と祖母、妹、仲間たちへ 脇元華が初優勝で届けた“8年分”の恩返し
国内女子ツアー「伊藤園レディス」、プロ8年目の脇元華(わきもと・はな)が悲願のツアー初優勝を飾った。
宮崎勢で唯一レギュラーツアーを勝てていなかった
◆国内女子プロゴルフ
伊藤園レディス 11月14~16日 グレートアイランド倶楽部(千葉県) 6769ヤード・パー72
8年目にしてツアー初優勝を手にした脇元華。しかし、その勝利にはもう一つの物語がある。家族と仲間、多くの支えに背中を押され続けた8年間の積み重ねだ。
まず、原点にあるのは家族だ。「本当に父と祖母に育ててもらったような感じです。うちは離婚しているので、本当に父とおばあちゃんには頭が上がりません。どんなに悪い時でもずっと励ましてくれて、『華ならできる』ってずっといってくれていたので、それだけを信じてここまでやってきた感じです」
さらに、身近な存在である妹の存在も力になってきた。妹はプロテストを目指していたが、同じヘルニアで腰を痛め、夢を断念した。
「ずっと隣で妹も頑張っている姿を見てきたので、『妹の分まで頑張らないとな』という気持ちはすごくあります。妹は本当に心優しい子で、ずっと『お姉ちゃんはできるよ』と思ってくれていたので、妹の分まで頑張らないと、という気持ちは大きいです」
そして、脇元を突き動かしてきたのが“地元・宮崎への思い”でもある。今季、宮崎勢の中でレギュラーツアー未勝利だったのは自分だけ、その事実は心に大きな重圧としてのしかかった。
「周りは勝っている子たちが多くて、宮崎勢で唯一レギュラーツアーを勝てていなかったのが私だけだったので、それをすごくプレッシャーに感じながら、宮崎に戻って練習していました。宮崎空港には『菅楓華選手、優勝おめでとう』という垂れ幕もあって、『自分も頑張らなきゃな』と思いながら戻ってきたので、今日は本当によかったです」

こうした思いは、プロ入り直後から一貫していた。一方で、プロ入り当初は海外進出も具体的に描いていたという。
「所属先のGMOインターネットグループさんと契約していただいて今年で5年目になるんですけど、その初年度からの目標で言うと『その年に2、3勝を挙げて、25〜26歳ではもうアメリカに行く』という計画を立てていました。でも本当にゴルフは難しくて、うまくはいかない。時間はかかりましたけど、こうして今日、やっとツアー初優勝ができました」
さらに脇元を支えてきたのは家族だけではない。とりわけ、11年ぶりのブランクVを果たした金田久美子は特別な存在だ。
「クミちゃんとはプライベートでもずっと仲良くさせてもらっています。『クミちゃんも華ちゃんもできるから。諦めずに、腐らずに、自分を信じて頑張って』ってずっといってくれていました。『また一緒に頑張ろうね』みたいな会話もしていましたし、今日『やっと“完勝”できたよ』って電話したいなと思っています」
そして優勝が決まった瞬間、その周りには涙を流す仲間たちがいた。
「(原)英莉花ちゃんが泣いていて、自分のことのように喜んでくれていたのがすごく印象的でした。私の同期はみんな活躍していて、ほとんどが優勝しているぐらい濃いメンバーなので、その中の一人としてやっと並べたことがうれしいです」
父と祖母、妹、仲間たち、先輩プロ、そして地元・宮崎。脇元華の初優勝は、多くの人たちに支えられて積み上げた“8年目のご褒美”となった。
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