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- 木戸愛が語る優勝への覚悟と尾崎将司の教え ――6年ぶりシード奪還も「悔しさの方が大きい」
6年ぶりにシード権を奪還した木戸愛。今季は優勝争いを重ねながらも未勝利に終わり、悔しさを糧にオフは課題克服へ。亡き尾崎将司の教えを胸に、来季は勝利を誓う。
「来年は、優勝を目指して頑張ります。応援してくださる人たちに、いい報告ができるように」。そう口にしたのは木戸愛だ。
2025年はメルセデス・ランキング38位で、6シーズンぶりにシード権を奪還。ただ、本人は「悔しい気持ちが大きかったです」と振り返るシーズンでもあった。

前年度メルセデス・ランキング54位で前半戦シードを得て臨んだ今季は、序盤こそ苦しんだが、7月初めの「資生堂JALレディス」で永峰咲希とプレーオフ3ホールを戦い、惜しくも敗れて2位。8月末の「CATレディス」でも混戦の中で2位タイに入った。
さらにシーズン最終戦の「大王製紙エリエールレディス」でも優勝争いを演じた。首位に2打差の2位で最終日を迎え、踏ん張ったもののスコアを伸ばしきれず4位タイ。ツアー2勝目は来年にお預けとなった。
『優勝』の2文字が見えかけただけに、悔しさはひとしおだ。それでも「自分のゴルフがいい方向に向かっていると感じられた1年でした」と前を向く。データ分析から、オフに取り組むべき課題も明確になっている。
「今季はパーオン率が良くなって(2024年:71.0170%=26位→2025年:73.2884%=6位)、ショットはいい方向にいっています。あとはデータが良くなかった100ヤード以内です」。課題を絞り、オフは集中的な強化に取り組む。
23日に亡くなった尾崎将司さん(ジャンボ)のもとへは、縁あって2年前から練習に通っていた。「シーズン中に(ジャンボの長男)智春さんに声をかけていただいて」と足を運ぶようになった“ジャンボ邸”。「お言葉をかけていただける日はラッキーデー。『とにかく振れ』と言われて、それを強く意識して振っています。トレーニングにもなるし、『股関節に乗れ』とも言われました。一言一言を本当に大事にしています」と話していた。
実はこの話を聞いたのは、ジャンボが亡くなる5日前のことだった。「ジャンボさんは“体・技・心”と言われるなど、父とも重なる部分があります」。2年前に亡くなった元プロレスラーの父・木戸修さんの姿も重ねていた。
残念ながらジャンボと直接会うことはもうかなわなくなったが、その教えは今後も大きな支えとなるだろう。
初優勝は2012年7月の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディス」。現在、ツアー最長ブランク優勝は金田久美子の11年189日。これを更新する勝利を挙げれば、息の長いプレーヤーであることの証明となる。天国の父に、そしてジャンボに捧げる勝利の美酒へ――大切なオフシーズンが始まる。
木戸 愛(きど・めぐみ)
1989年12月26日生まれ、神奈川県出身。172センチの恵まれた身長を生かしたダイナミックなゴルフで多くのファンを魅了。2012年「サマンサタバサレディース」で念願の初優勝を果たした。
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