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開幕4戦連続トップ10から急ブレーキ…「ゴルフが楽しくない」どん底から初Vへ 菅楓華が語った“苦しさと変化”の一年/シーズンオフインタビュー【前編】

2026.01.05 キム・ミョンウ
国内女子ツアー 菅楓華

プロ2年目の菅楓華が、開幕戦からの快進撃、中盤に感じた「ゴルフが楽しくない」苦悩、そして9月の初優勝を経てメルセデス・ランキング4位に躍進した2025年シーズンを振り返る。

好スタートから一転…「ゴルフが楽しくない」と感じた中盤戦

 プロ2年目の2025年をメルセデス・ランキング4位という成績で終えた菅楓華。開幕当初の快進撃から中盤の苦悩、そして悲願の初優勝まで、激動の一年を振り返ってくれた。

菅楓華が明かす躍進の2025年と“本音” 写真:中野義昌
菅楓華が明かす躍進の2025年と“本音” 写真:中野義昌

──2025年シーズンは初優勝もあり、充実した一年だったと思います。振り返っていかがですか?

 開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」と2戦目の「Vポイント×SMBCレディス」で2位が2回続いたのですが、その時はまだ「優勝」は自分には早いかなと思っていました。まずは最終組の経験を増やしていきたいと思っていたのですが、そこから思った以上に安定していて、優勝争いができるようになってきたので、そこから意識し始めましたね。

――開幕から4試合連続でトップ10入り。誰もがすぐに初優勝すると思っていました。

 ただ、その後は優勝争いができなくなってきて、自分に期待しすぎた部分もあったのか、「ゴルフがあまり楽しくない」と感じることが増えたんです。

「ゴルフが楽しくない」から一転初V 写真:中野義昌
「ゴルフが楽しくない」から一転初V 写真:中野義昌

──「楽しくない」と思ったのは、結果が出ないからですか? それとも思ったプレーができないから?

 結果というよりは、思ったようにゴルフができなかったことです。予選通過もギリギリの試合がありましたし、上を目指しているのに、予選を通るだけで精一杯になってしまったり……。結果にとらわれすぎて、全然ゴルフを楽しめていないなって。そこが一番苦しかったですね。

――成績が出てくると、慎重になりすぎていた部分があった?

 最初はイケイケで、どんどんピンを狙っていく感じだったのですが、中盤戦は欲が出てしまったというか、気持ちがセーフティになりすぎてしまったんです。ピンを狙えるのに広いところを狙ってしまったり、自分でも気づかないうちに、そういう消極的な部分がゴルフに出てしまっていたんだと思います。

初優勝で見えた成長と武器 メルセデス4位への確かな手応え

プロ2年目で初V&メルセデス4位 写真:中野義昌
プロ2年目で初V&メルセデス4位 写真:中野義昌

──とはいえ、9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で見事に初優勝。まず頭に浮かんだのは何ですか?

 本当に「やっと勝てた!」という感じでした。今年は2位が多くて、「いつ勝てるんだろう」と自分でも思っていましたから。ずっと課題にしていた「最終日にビッグスコアを出すこと」ができての優勝(最終日は8バーディー、1ボギーの「65」)だったので、本当にうれしかったです。同期の子もたくさんお祝いに駆けつけてくれて、最高でした。

──今年、最も記憶に残っている「忘れられない1日」を挙げるとすれば?

「アース・モンダミンカップ」の3日目ですね。予選の2日間はバーディーがなかなか来なくて、最終ホールで4メートルくらいのバーディーパットを沈めて、ギリギリで予選を通ったんです。その翌日に「64」(8バーディー、ノーボギー)が出て、一気に8位まで上がってトップ10に入れました。あの大まくりは自分の中でも印象深いですし、いいところが出せたなと思います。

──今の自分の「武器」と、今後の課題を教えてください。

 武器はパッティングですね。パターが良くなってから、スコアを作れるようになりました。もともとショットが好きで得意な方だったのですが、今年はそこにパターがかみ合ってくれました。コーチがパター専門の方で、1年目が終わった時に「パターがやばい」となって、いろいろ改善したのが今年の結果につながりました。オフはさらにパターを伸ばしつつ、一番の課題であるアプローチを強化したいです。バリエーションを増やして、もっと楽にゴルフができるようになりたいですね。

海外メジャーにも挑戦したい 写真:中野義昌
海外メジャーにも挑戦したい 写真:中野義昌

──メルセデス・ランキング4位という結果については?

 これは正直、私自身が一番びっくりしています(笑)。24年のファイナルQTの結果(20位)を考えたら、まさかこの順位まで来られるなんて思ってもみなかったです。

――2026年シーズンの3年目は、さらに注目度が上がり、次は追われる立場になると思います。新たな目標をどこに置いていますか?

 正直、プレッシャーはありますが、私は試合に出続けたいタイプなので、オフでしっかりトレーニングをして、戦える体力をつけて開幕を迎えたいです。オフは海外に行くことはなく、地元の宮崎でじっくり調整します。具体的な目標は、まず2勝目を挙げること。「全米女子オープン」や「全英女子オープン」など、海外メジャーにも挑戦したいです。

コンタクト2枚重ねでプレーの“超天然”!? オフはサウナで修行? 菅楓華が明かす意外な素顔と20歳の本音/シーズンオフインタビュー【後編】へ続く

取材・構成/キム・ミョンウ

菅 楓華(すが・ふうか)

2005年5月17日生まれ、宮崎県出身。近所の公園で遊んでいたお姉さんに誘われ、6歳でゴルフを始めた。中学時代に九州大会を制し、ジュニア国際大会でも日本代表として活躍。2023年プロテストに一発合格するも、ファイナルQTでは不運な失格を経験した。24年のプロデビュー戦で7位タイと存在感を示し、25年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で悲願のツアー初優勝。将来は年間女王を目標に成長を続けている。

【動画】こんな光景泣いちゃう… 菅楓華“悲願の初V”を真っ先に祝った入谷響&政田夢乃&天本ハルカ 涙を流して抱擁を交わす感動の瞬間 これが実際の映像です
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