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リブゴルフにつぎ込んだ金額は1兆円に迫る! サウジ政府系ファンドの資金ストップで“金満ツアー”が行き着く先は?
米欧メディアが「終焉」を報じたリブゴルフは、CEOの火消しでひとまず今季継続へ。しかし支援打ち切り説や未払い報道が飛び交い、27年以降は資金難が現実味を帯びる。揺れる新リーグの行方と、選手たちの未来に暗雲が広がっている。
「26年シーズンは予定取り」だが、その先は不透明
「リブゴルフが終わる」――米欧メディアが次々にそう報じたのは、4月15日(米国時間)のことだった。
当初は、シーズン途中の今、突然打ち切られて消滅すると見られ、開幕直前だったリブゴルフのメキシコ大会も中止になる模様だと言われていた。
しかし、それから数時間後、スコット・オニールCEOが「2026年は予定通りに進行される」と語ったことで、「とりあえず今季は継続」という認識になった。
だが、「その後は、どうなる?」という疑問に対する明確な返答は、まだ見当たらない。
リブゴルフは、どうなるのか? リブゴルフ選手はどうするのか? ゴルフ界には、たくさんの「?(クエスチョンマーク)」が飛び交っているが、まずは、一連の動きを、時系列で振り返ってみよう。

「あと数時間以内にリブゴルフから重大発表がある」という噂がSNSでみるみる拡大していったのは、4月15日の未明だった。
噂の元になったのは、先週のメキシコ大会の会場にリブゴルフ上層部の幹部の姿が1人も見られず、幹部全員がニューヨークの本部に急きょ招集されて、緊急ミーティングが開かれていることが分かったことだった。
数時間後。結局リブゴルフからの重大発表はなかったが、代わりに出されたのは、リブゴルフを支援しているサウジアラビアの政府系ファンド「PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」がリブゴルフへの支援を打ち切るという報道だった。
英フィナンシャルタイムズや米ウォールストリートジャーナルが、PIFから発表された今後の投資計画の中にリブゴルフへの言及がないことを見て取り、「支援打ち切り」をいち早く報じた。
米ゴルフチャンネルは、ここ数週間リブゴルフの選手への賞金もスタッフへの賃金も「未払いになっている」と報じた。
これらの報道を受けて、「リブゴルフは終わる」という見出しが世界中で躍ったのだが、オニールCEOは大慌てでリブゴルフの選手やスタッフ向けに、内部メモを回した。
「2026年シーズンは予定取りに行われる。リブゴルフは前進し続ける」
すると今度は米FOXニュースが「PIFは2026年シーズンに向けた投資は今年2月にすでに行なったが、投資は今季限りで終了する」と報じた。
「お金の工面が必要か?」「おそらく」
噂や報道の火消しに躍起になったと見られるオニールCEOは、自身の言葉通り、予定通りに開幕した先週のメキシコ大会のTV中継にも登場。さまざまな事柄を興奮気味に語ったが、それらを要約して考え合わせると、こういう流れになる。
今年のマスターズ観戦に訪れたオニールCEOは、オーガスタナショナルで数十人とビジネストークを展開。その際、オニール氏はPIFからの投資は「2032年まで安泰」と語っていたという。
しかし、マスターズ終了後のほんの数日間で状況は一変したことになる。オニールCEOは「2026年は予定通り」と言い切っていたが、裏を返せばその言葉は「2027年以降は予定通りとは限らない」と受け取れる。
実際、27年以降のために「お金を工面する必要があるのか?」と問われたオニールCEOは、「おそらく」と返答した。
それは、PIFからの支援が打ち切られるから「金策がおそらく必要になる」ということなのだろう。
とはいえ、PIFからの投資がゼロになったとしても、その瞬間にリブゴルフが一文なしになるというわけではないだろう。
リブゴルフには、アラムコ、リヤド航空といったスポンサーも付いている。しかし、サウジアラビア系、PIF系のスポンサー企業は、PIFがリブゴルフの後ろ盾ではなくなれば、右にならえで離れていくと考えられる。
リブゴルフのチームはフランチャイズ制で、ブライソン・デシャンボーやダスティン・ジョンソン、キャメロン・スミスといったスター選手がキャプテンとして率いているいくつかのチームは、すでにかなりの「財」を築いている。
しかし、3~4チームだけが自力で生き残ったとしても、わずか10数名だけの戦いは、ほとんど小規模コンペのごとき様相になる。
PIFを失ったとしても、たとえばPGAツアーが米コンソーシアムのSSG(ストラテジック・スポーツ・グループ)とパートナーシップを結んで経済的基盤を強固にしたように、リブゴルフと新たにパートナーシップを組みたいと申し出る“誰か”が登場する可能性もゼロではない。
しかし、リブゴルフの現状は決して理想的なではなく、ネガティブな要素が目立つことは事実だ。ブルックス・ケプカやパトリック・リードが脱退したばかりで、彼らと前後して、ヘンリク・ステンソン、ケビン・ナ、パット・ペレスも離脱した。
入場料収入だけは黒字だと言われているが、TV中継の視聴率は低迷の一途である。
PIFが22年から26年はじめまでにリブゴルフに投入した資金は53億ドル(約8500億円)。今年2月には2億6000万ドル超の追加投資も行なわれたが、それほどの巨額を、選手の離脱が続き視聴率も取れないリブゴルフに投入し、支援していこうというPIF以外の“誰か”が、すぐに現れるとは考えにくい。
そうなると、27年以降は自力で資金調達をしなければならなくなる。だからこそオニールCEOは、「お金の工面が必要か?」の問いに対し「おそらく」と返答したのだろう。
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