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- 吉田鈴、悲願の初優勝へ“最接近” 終盤の1打が教えてくれたツアーVの難しさ
吉田鈴(よしだ・りん)がツアー自己最高の2位に入り、悲願の初優勝へ大きく前進した。終盤17番の痛恨ボギーも、優勝争いの重圧を経験したことで得た収穫は大きく、メルセデスランキングも11位に浮上した。
メルセデスランキング11位に浮上
◆国内女子プロゴルフ 第11戦
ブリヂストンレディスオープン 5月21~24日 袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県) 6732ヤード・パー72
勝負ごとにタラレバは禁物だが、仮に吉田鈴が17番をパーセーブしていたら、結果はどうなっていただろうか。16番パー5を終えた時点で、首位の入谷響との差は2打。残り2ホールで決して追いつけない差ではなかった。ましてや、16番パー5でスコアボードを確認し、自分のポジションを把握した直後だけに、この終盤2ホールの重要性は十分理解していたはずだ。
ただ、17番はピンまで205ヤードと距離のあるパー3で、簡単なホールではない。ティーショットをグリーン手前のラフに外し、約25ヤードのアプローチが残った。ここまで巧みなアプローチでピンチをしのいできた吉田だったが、第2打はピンを約5メートルオーバーしてカラーへ。それを決め切れず、痛恨のボギーを叩いた。

それでも、吉田の口から言い訳めいた言葉は一切聞かれなかった。
「ピンに向かって途中から下っているラインでしたが、ライ自体はそこまで悪い条件ではなかったので、うまく打てれば1、2メートルに寄せられるアプローチだと思って打ちました。もし次に同じような場面が来たら、きちんと寄せられるように練習したいですね」
ある意味、この3日間で唯一といっていいアプローチミスが出たホールだった。しかし、優勝争いというプレッシャーのかかる場面では、思い描いたイメージ通りのショットを打つ難しさを実感できたことは、今後に向けて大きな収穫になったはずだ。
2位は自身のツアー自己最高位。それでも、もちろん満足はしていない。ただ、優勝争いを演じた上での2位には確かな価値がある。
「いきなりポンと優勝する人って、あまりいないじゃないですか。やっぱり2位を何度も重ねてから優勝する人のほうが多いと思うので、今回みたいな2位や優勝争いの回数を増やしていくことで、優勝に近づけると思います」
ラウンド中、バーディーやボギーに一喜一憂せず、常にクールな表情を崩さないのが吉田の持ち味だが、自分のゴルフを冷静に客観視できることも、今回あらためて証明した。
昨年はメルセデスランキング51位で、あと一歩届かずシード権を逃した吉田。今年は積極的にトレーニングに取り組み、パワフルなスイングを習得。上位争いに顔を出す機会も増えている。今回の2位でメルセデスランキングは11位に浮上し、昨年逃したシード権獲得へ大きく前進した。あとは、悲願の初優勝をつかむだけだ。(千葉県千葉市/山西英希)
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