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- 飛ばし屋・入谷響が米ツアー挑戦を示唆 “最後まで笑顔”貫き不安克服 ツアー2勝目で「少しずつ思えてきた」
昨年の苦い経験から最終日への不安を抱えていた入谷響(いりや・ひびき)。それでも「最後まで笑顔でいる」と決めてプレーし、17番のダブルボギー後も立て直してツアー通算2勝目。米女子ツアー挑戦への思いも口にした。
17番のダボ後も笑顔を心がけた
◆国内女子プロゴルフ 第11戦
ブリヂストンレディスオープン 5月21~24日 袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県) 6732ヤード・パー72
約10センチのウイニングパットを沈めた後、笑顔でバンザイポーズをつくった入谷響。「優勝できてホッとしました」と語ったが、ツアー通算2勝目までの道のりは、決して順風満帆ではなかった。
ロングドライブを武器に、昨年のニチレイレディスでツアー初優勝を飾った入谷。2位以下に4打差をつける圧勝劇だっただけに、「すごいルーキーが現れた」と多くの人に強烈な印象を残した。しかし、その後は思うような成績を残せず、昨季のメルセデスランキングは24位に終わった。

後半戦で苦しんだ理由の一つとして挙げたのが、CAT Ladiesで受けたショックだった。
最終日に8番から12番まで5連続バーディーを奪い、単独首位に浮上。しかし、13番以降でスコアを6つ落とし、9位タイに終わった。
「かなり精神的にもダメージを受けました。ショットに対する自信もかなりなくなっていて、その後は不安要素を抱えながらのゴルフでした」
初日や2、3日目に好スコアを出しても、「また最終日に崩れるのではないか」という恐怖が常につきまとったという。
「精神的にも安定していませんでした。あっちいったらどうしよう、こっちいったらどうしようと思うことで、なんか振れなくなっていましたね」
CAT Ladies後は14試合に出場したが、予選落ちは7試合。予選を通過した試合でも、最終日にスコアを伸ばせたのはわずか2試合しかなかった。
師匠の中嶋常幸からは年間女王獲得の指令も

2位に2打差をつけて迎えた今大会最終日。当然、不安はあった。それでも、入谷は一つだけ心に決めていた。
「何が何でも、何があっても、今日は最後まで笑っていようと。やってしまったことは仕方がないと思いますし、笑顔でいたほうが明るくなるんじゃないかと」
17番パー3でダブルボギーを叩き、2位の吉田鈴に1打差まで迫られた場面では、さすがに表情も少し硬くなった。しかし、すぐに気持ちを切り換え、再び笑顔を取り戻していた。
「笑顔がないと焦りが出てしまうような感じになっちゃうかなと思いますしね」
眉間にしわを寄せるよりも、笑顔でいるほうが余裕を感じられる。その効果かどうかは分からないが、ダブルボギー直後の最終18番では、ドライバーをしっかり振り切り、フェアウェイをキープ。惜しくもバーディーパットは外したが、落ち着いてパーセーブを決め、ツアー通算2勝目をつかみ取った。
今季の目標はツアー3勝。今回の優勝でまず1勝を挙げたが、目標の上方修正はしないという。ただ、心境には少し変化もあった。
シーズン開幕前には「3勝したら米女子ツアー挑戦を考える」と話していたが、「今回の優勝で(米女子ツアーに)もう挑戦してもいいんじゃないかって、少しずつ思えてきたような感じです」と、気持ちはより前向きになっている。
さらに、師匠の中嶋常幸からは年間女王獲得の指令も出ているという。どちらの目標を達成するためにも、やはり今季あと2勝は欲しいところだろう。(千葉市緑区/山西英希)
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