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- PGAツアーが2028年から大改革 2シリーズ制導入で昇格・降格制度を採用 賞金約32億円大会が並ぶ新時代へ
PGAツアーは2028年から「チャンピオンシップシリーズ」と「チャレンジャーシリーズ」の2部制へ移行すると発表した。昇格・降格制度を導入し、年間を通じてより競争性の高いツアー運営を目指す。
PGAツアーは2028年シーズンから、現在の競技体系を大きく刷新し、「PGA TOUR Championship Series(チャンピオンシップシリーズ)」と「PGA TOUR Challenger Series(チャレンジャーシリーズ)」の2部構成による新たな競技システムを導入する。ツアー理事会が将来の競技構造を検討してきた「Future Competition Committee(未来競技委員会)」の提言を承認したことで実現する運びとなった。

新システムの最大の特徴は、成績に応じて選手が上位カテゴリーと下位カテゴリーを行き来する昇格・降格制度を本格導入する点にある。PGAツアーのブライアン・ロラップCEOは、「選手の声とファンの期待を反映しながら、より良いPGAツアーを構築することを目指してきた。その結果、より分かりやすい昇格ルートと高い競争性を備えた新モデルが誕生した」と説明している。
最上位カテゴリーとなるチャンピオンシップシリーズは、世界トップクラスの選手が集う舞台として位置付けられる。シーズンはおおむね2月から8月までで構成され、年間23~24試合を開催。「ザ・プレーヤーズ選手権」や4大メジャー、「ライダーカップ」、「プレジデンツカップ」なども含まれる予定だ。レギュラーシーズンの大会数は15試合前後を想定しており、すでに10大会の開催枠を確保。残る大会についてはボストンやニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルなどの主要都市での開催が検討されている。
各大会の賞金総額は最低2000万ドル(約32億円/1ドル=160円換算)に設定され、出場選手数は約120人。スポンサー推薦や補欠制度は設けず、72ホール競技で36ホール終了時点の65位タイまでが決勝ラウンドへ進出する。さらにプレーオフシリーズも刷新され、マッチプレーの導入や、これまでPGAツアーが開催してこなかった名門コースを巡回する新たなツアー選手権の実施も計画されている。
一方、下部カテゴリーとなるチャレンジャーシリーズは、チャンピオンシップシリーズへの登竜門として機能する。年間20試合以上を開催し、各大会の賞金総額は最低400万ドル(約6億4000万円)。従来PGAツアーを開催していた名門コースが主な舞台となり、出場選手数は約144人を予定している。試合形式は72ホール競技で、36ホール終了時点で65位タイまでが予選を通過する。
両シリーズは並行して開催されるが、チャンピオンシップシリーズの選手がチャレンジャーシリーズへ出場することはできない。また、シーズン中には約7試合がチャンピオンシップシリーズのオフ週に実施され、昇格争いの重要な舞台となる。
昇格・降格制度では、チャンピオンシップシリーズの選手約130人のうち、少なくとも上位90人が翌シーズンの出場権を維持。それ以外の選手はチャレンジャーシリーズへの降格対象となる可能性がある。反対にチャレンジャーシリーズからは最低20人が昇格し、翌年のチャンピオンシップシリーズ出場権を獲得する。
さらに、チャレンジャーシリーズで同一シーズン中に複数回優勝した選手や、メジャー大会を制した選手には即時昇格の制度も設けられる予定だ。
このほか秋には「ラストチャンスシリーズ」と呼ばれる4~6試合の新シリーズも創設される。翌シーズンのチャンピオンシップシリーズ出場権をかけた最終選考の場となり、選手たちに最後のチャンスを提供する役割を担う。また、Qスクール(予選会)についても継続され、チャレンジャーシリーズやラストチャンスシリーズ、さらに育成ツアーへ進むための重要なルートとして位置付けられる。
ロラップCEOは「このモデルはPGAツアーの未来を見据えたものだ。今後は細部を詰め、2028年の実施に向けて準備を進めていく」とコメントしており、PGAツアーは新たな時代へ向けた大規模な改革に踏み出すことになる。
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