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- クマ対策で“超厳戒”! ドローン専門部隊に有害鳥獣対策のプロも 前年クマ目撃の宮城開催女子ツアー
昨年は熊の目撃情報により初日中止、無観客開催という異例の対応を迫られた「明治安田レディス」。今年は自治体や専門部隊と連携し、ドローン監視や巡回など万全の対策を実施しています。
昨年は熊の目撃情報で初日中止と無観客
◆国内女子プロゴルフ
明治安田レディス 7月16~19日 仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県) 6692ヤード・パー72
「去年、熊が出たから今年は対策を色々とやっているみたいだよ。地元の人たちにも協力してもらっているみたいだし、爆竹を鳴らして熊よけもしているって聞いたよ」
駐車場で整理員をしていたボランティアの男性が、現場の引き締まった空気をそう教えてくれた。

昨年大会では、会場内に熊の目撃情報があったことでプロアマと初日の競技が中止に。無観客での54ホール短縮競技という異例の事態を余儀なくされた。
無事に大会を終えられたことに誰もが胸をなでおろした一方、今年は「ファンに会場でプレーを楽しんでもらいたい」という関係者の強い想いのもと、昨年の教訓を生かした徹底的な対策が練られている。
自治体監修の「マニュアル」と専門部隊のフル帯同
大会運営事務局は、宮城県や富谷市の関係各課と事前に密な協議を重ね、独自の「対策マニュアル」を作成。さらに、有害鳥獣対策のプロフェッショナルである「富谷市鳥獣被害対策実施隊」が大会期間中の7日間フル帯同し、1日4名体制で会場内外の巡回や緊急待機にあたっている。
その対策はまさに“超厳戒態勢”だ。
陸からは、毎朝夕にカートでの巡回と複数箇所での爆竹による威嚇を実施。周辺への忌避剤散布やラジオの設置、残飯ゴミの完全回収を行い、コース内には熊よけスプレーも常備される。さらに空からは、毎朝夕に赤外線カメラ搭載のドローンを飛行させ、森林部や死角の熱源を監視して早期発見に備えている。
勝みなみが語る「不安のなさ」と「感謝の思い」
こうした備えに対し、選手たちも絶大な信頼を寄せている。大会のホステスプロを務める勝みなみは、プロアマ戦を終えて現在の心境を次のように明かした。
熊への不安を聞かれると、「いや、もうないです。忘れてたぐらい本当になくて」と笑顔を見せる。「去年あのようなことがあって、明治安田の方も関係者の方も対策をしてくれていると聞いていました。本当にいろいろな方のサポートのおかげで試合ができているのだと、改めて思えました。試合が続くと当たり前のことを忘れがちになりますが、改めて感謝の気持ちが持てる試合。全然心配はなく、むしろ『去年よりもやるぞ!』という気持ちで臨めています」
ドローンによる監視が行われていることを知らされると、「そうなんですね、すごい! そうやって街の方々にも協力していただいているおかげで、私たちは安心してゴルフができます。本当にありがたいです」
昨年は静まり返ったコースで戦った選手たちへ、今年はギャラリーから温かい拍手が送られるはずだ。(宮城県富ヶ谷市/金明昱)
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