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- 阿部未悠、初優勝後に直面した「理想と現実のギャップ」2年越しの復活V
阿部未悠(あべ・みゆう)が3打差を逆転し、2年ぶりのツアー2勝目を飾った。2024年の初優勝後は「理想と現実のギャップ」に苦しみ、思い通りのショットやパッティングができない時期が続いたという。復調のきっかけとなった大会で、待望の勝利をつかんだ。
初優勝しても埋まらなかった「理想と現実のギャップ」
◆国内女子プロゴルフ 第19戦
明治安田レディス 7月16~19日 仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県) 6692ヤード・パー72
首位と3打差の5位タイからスタートした阿部未悠が、9バーディー、ノーボギーの「63」でプレー。通算20アンダーまで伸ばし、2024年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」以来となるツアー2勝目を飾った。
最終日は1番から4連続バーディーを奪うと、7番、11番でもスコアを伸ばした。さらに15番から3連続バーディー。決勝ラウンドは「64」「63」と2日連続で自己ベストを更新し、36ホールをボギーなしで駆け抜けた。

待ち望んでいた2勝目。しかし、2024年4月に初優勝を飾ってから、ここまでの道のりは順調だったわけではない。
阿部が初タイトルを手にしたのは、プロ4年目の2024年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」だった。最終日に8バーディー、1ボギーの「65」をマークし、通算15アンダーで佐久間朱莉を1打差で振り切った。
当時も決して好調の中でつかんだ勝利ではなかった。優勝スピーチでは「今シーズンは調子が上がらない中で、噛み合わないもどかしいゴルフが続いていました」と振り返っていた。
初優勝を果たしても、その悩みがすぐに解消されたわけではなかった。2勝目を挙げた阿部は、そこからの日々をこう振り返る。
「初優勝した時も調子いいシーズンではなかったので、自分の理想と現実のギャップがすごいあって、思ったようなショットが打てなくなったり、思ったようなパッティングができなくなったりという時期が長かった」
その状況に変化が表れたのが、昨年の後半戦だった。阿部が一つのきっかけとして挙げたのは、奇しくも今回2勝目を飾った「明治安田レディス」だった。
「去年の後半戦、きっかけはこの試合だったんですけど、この試合ぐらいから良くなって、自分の思ったショット、イメージしたショットが打てるようになってきて、リカバリーの方も自分の感覚が良くなってきて」
ショットだけでなく、グリーンを外した際のリカバリーにも手応えが出始めた。それによって「ボギーをあまり打たなくなったところが大きかった」と自身の変化を分析する。
今回の最終日も、その言葉を象徴する場面があった。13番パー4ではティーショットを右ラフに入れ、7番ウッドで放った2打目が左のニアサイドのバンカーへ。ピンまでのグリーン面が約3.5ヤードしかない難しい状況だったが、60度のウェッジを開いて脱出し、約2メートルのパーパットを沈めた。
阿部自身もこのバンカーショットを「今日の一打」に挙げ、「そこでパーセーブできてなかったら、流れも途切れてたと思います」と振り返った。
そして15番から3連続バーディーを奪い、大混戦から抜け出した。17番では8メートルのバーディーパットまで沈め、後続との差を広げた。
「本当に1勝目からここまでは苦しんでたんですけど、去年のこの試合ぐらいから良くなったひとつのきっかけの試合だったので、勝ててうれしいなと思います」
初優勝後に直面した「理想と現実のギャップ」。そこから復調するきっかけとなった大会に戻り、阿部は2年越しとなるツアー2勝目を手にした。
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