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「最悪の裁定」「彼は分かっていた」デシャンボーへの“2罰打”に賛否殺到 異例の裁定に800件超のコメント
全英オープンでブライソン・デシャンボーが、深いラフの草を踏んでスイング区域を改善したとして2罰打を受けた。SNSでは「最悪の裁定」「彼は分かっていた」など、844件を超えるコメントが寄せられ賛否が殺到した。
全英オープンでデシャンボーに2罰打
男子ゴルフのメジャー最終戦「全英オープン」でブライソン・デシャンボー(米国)に科された2罰打を巡り、海外のゴルフファンから賛否の声が相次いだ。
問題となったのは、ロイヤルバークデールGCで行われた第2ラウンドの5番ホールである。
デシャンボーはこのホールでティーショットを大きく右に曲げ、ボールは深い茂みの中へ。場内スタッフによって発見された後、デシャンボーは2打目を打つ前にボール周辺を歩き回り、ショットの状況を確認した。

しかし、その際に生えていた長い草を踏んだ行為が問題となった。
競技委員は、一連の動きによって長い草が踏み荒らされ、デシャンボーのスイングに影響を及ぼす状態が改善されたと判断。「ストロークに影響を及ぼす状態を改善するプレーヤーの行動」を定めたゴルフ規則8.1に違反したとして、2罰打を科したのである。
これによって同ホールのボギーはトリプルボギーに変更。第2ラウンドのスコアも「66」から「68」に修正され、首位と1打差の2位から、3打差の通算5アンダー5位へと順位を落とした。
「浮いて移動しろってこと?」ファンから疑問の声
大会を主催するR&Aは、デシャンボーの行為そのものは偶発的なものだったと認める一方、このケースでは意図の有無は考慮されないと説明した。
デシャンボーは裁定後、問題となった場所まで競技委員を連れていき、身振りを交えながら抗議。しかし、裁定が覆ることはなかった。
この一件を米ゴルフメディア「GOLF.com」がSNSで取り上げると、大きな反響を呼び、21日までに844件を超えるコメントが寄せられた。投稿から3日が経過した現在も新たなコメントが相次いでおり、異例の裁定を巡る議論は収まる気配を見せていない。
特に目立ったのが、裁定を疑問視する声である。
「完全にばかげたペナルティーだ」
「これまで見た中でも最悪の裁定の一つ」
「ひどい判定だ」
「背後から狙う方向を見るためには、ボールの後ろで浮いていろということなのか?」
「深いラフに入った選手全員を、残りの大会で同じようにチェックするべきだ」
「こんなルールを毎回適用していたら大会が台無しになる」
など、深い草の中でボールやショット方向を確認する以上、周囲の草をまったく踏まずに行動することは難しいのではないか、という趣旨の意見が数多く寄せられた。
さらに「他の選手だったとしても同じペナルティーを科したのか?」など、裁定の一貫性を疑問視するコメントも見られた。
一方で「明らかに踏んでいる」「正しい裁定」の声も
一方、デシャンボーへの2罰打を支持するファンも少なくない。
「彼は自分が何をしているのか分かっていた」
「長い草を踏んでバックスイングのスペースを作っているように見える」
「草を踏み倒して捕まった。ルール違反なのだから結果を受け入れるべきだ」
「ルールは明確。何に抗議しているのか分からない」
「完全に正しい裁定だ」
など、デシャンボーの行動によって結果的にスイング区域が改善された以上、ペナルティーは妥当だとする意見も相次いだ。
中には「意図的ではなかったとは思わない」「あまりにも明らかだった」と、R&Aが「偶発的」とした点そのものに疑問を呈する声もあった。
ゴルフ規則8.1では、「コースはあるがままにプレー」という原則を守るため、球のライだけではなく、意図するスタンス区域やスイング区域、プレーの線などを改善する行為についても制限している。
今回のケースでは「故意に改善したか」ではなく、デシャンボーの行動によって実際にスイングに影響する状態が改善されたかどうかが焦点となった。
裁定直後には棄権の可能性まで取り沙汰されたデシャンボーだったが、その後、自身のSNSで「裁定には本当に納得いかない。同意しかねるけれど、仕方がない。そういうもの。燃えてきた。さあ、週末、頑張ろう」と投稿。決勝ラウンドでプレーを続ける意思を示した。
優勝争いのさなかに下された異例の2罰打。その是非を巡る議論は、ラウンド終了後も大きな波紋を広げることになった。
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