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- 「今日はいけるかも…」19歳・加藤麗奈が初優勝を予感した“1ホール”
加藤麗奈(かとう・れいな)がツアー初優勝を飾った最終日を振り返り、「今日はいけるかも」と手応えを感じた場面を明かした。前半5バーディーの猛チャージから一転、後半は耐える展開。それでも流れを手放さなかった19歳の18ホールを振り返った。
9番で感じた「今日はいけるかも」
◆国内女子プロゴルフ 第20戦
大東建託・いい部屋ネットレディス 7月23~26日 ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県) 6485ヤード・パー72
単独首位から出たプロ2年目の加藤麗奈が5バーディー、1ボギーの「68」をマークし、通算22アンダーでツアー初優勝を飾った。19歳143日での優勝はツアー史上14番目の年少記録となった。
2打のリードを持って迎えた最終日。加藤は「アウトでいかにバーディーを取れるか」がポイントになると考えていたという。
「私の中ではインよりアウトの方がスコアを伸ばしやすい印象だったので、アウトでいかにバーディーを取れるかなと思っていました。前半で5アンダー出せたらすごく余裕があるかなと思っていました」

そのプラン通り、1番で約5メートルを沈めてバーディー発進。4番では169ヤードを5番ユーティリティーで約2メートルにつけるスーパーショットを披露すると、256ヤードの5番パー4ではドライバーでグリーン右ラフまで運び、25ヤードのアプローチを寄せて連続バーディー。さらに8番、9番でも4メートル前後のチャンスを決め、前半だけで5つスコアを伸ばした。
その中でも、本人の記憶に最も残ったのは前半最後の9番だった。
「9番でバーディーパットが入った時に、『今日はいけるかも』と思いました」
ところが、勝負はそこからだった。
後半は10番パー5でバーディーチャンスを逃すと、流れは徐々に相手へ傾く。「10番でバーディーを取れたら大きいなと思っていたんですけど、そこも取れなかったので、インはずっと苦しかったです」と振り返る。
13番では左足がバンカー、ボールはラフという難しいライから5番ウッドでグリーンを狙ったものの届かず、この日唯一のボギー。一時は首位を譲った。それでも14番では約2.5メートルのパーパットを沈めて踏みとどまり、「(皆吉)愛寿香さんがロングパットを入れていたので、ここで外したら本当に終わりだなと思った」と、勝負どころをしのいだ。キャディーと相談して「真っすぐ打つ」と決めた一打が、優勝への流れをつなぎ止めた。
18番では約2メートルのパーパットを沈め、1打差で逃げ切り。前半に築いた貯金と、後半の粘り。その両方がそろって初優勝は実現した。
「前半は伸ばし合いという感じで、自分の中では満足いくスコアでした。でも後半は全然バーディーも取れず、ずっと我慢でした」
19歳は、攻めるゴルフと耐えるゴルフの両方を18ホールでやり切り、ツアー初優勝という大きな勲章を手にした。
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