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- 前日首位の山田彩歩は3位! プレーオフを制した桑木志帆が新人戦勝利
昨年延期されたため、今年6月に行われたプロテスト合格者で行われたJLPGA新人戦 加賀電子カップ。プレーオフまでもつれた戦いは桑木志帆が勝利を収めた。
注目の岩井姉妹は姉の明愛が7位タイ、妹の千怜が16位
桑木志帆が、プレーオフの末、同期のライバルたちを抑えて優勝した。
昨年延期され、今年6月に行われたプロテスト合格者(93期)22名が出場したJLPGA加賀電子カップは、9日、グレートアイランド倶楽部(千葉)で最終ラウンドを行った。
首位に1打差3位でスタートした桑木は、16番まで4バーディー、2ボギーの5アンダーでプレーしていたが、難易度が最も高い17番パー3でダブルボギーを叩いてしまう。
それでも18番バーディーで4アンダーに戻し、1組前で上がっていた内田ことこに並び、プレーオフに持ち込んだ。
18番で行われたプレーオフは、1ホール目で内田が第2打を左の池に入れてダブルボギー。桑木は2オンしたものの3パットボギーという決着。本戦17番からドタバタしつつも優勝を手にした。
「すごいうれしいです」と、笑顔で勝利に歓喜。「プロテスト合格前からだんだん調子よくなってきて順調にきています。成長を感じた1年でした。来年にもつながると思います」と、気持ちを次のシーズンへと飛ばした。
その言葉通り、6月のプロテスト3日目を終えて27位タイと合格圏外にいたが最終日に2つスコアを伸ばして20位タイで滑り込み合格している。
ファイナルQTも3日目のベストスコア7アンダーを叩き出して17位タイに浮上し、最終的には13位で2022年シーズン前半戦の出場権を手中にしている。
渋野日向子と同じ岡山県出身で、倉敷芸術科大学在学中の18歳。プロテスト、QT、今大会と連続して勝負強さが感じられる戦い方だっただけに、今後が楽しみだ。
敗れた内田は「狙った結果です」と、現実を受け止めた。QT26位で桑木同様来季前半の出場権を手にしており、そちらに向けて気持ちを切り替えていた。
前日首位の2人は、山田彩歩が2つスコアを落として2打差3位。上がり2ホール連続ボギーでの敗北だけに、悔しさは隠せない。
それでも「悔しいですけど、攻めながら最後までゴルフをすることができたので後悔はないです」と、きっぱりと言い切った。
首位から4つスコアを落として通算イーブンパー5位タイに終わった佐久間朱莉も前向きだ。
プロテストはトップ合格した佐久間だったが、大会直前に寝違えて首痛を抱えての参戦となった。この日はショットが思うように打てなかったが「こういう日もあるんですね。いい課題が見つかりました。来年はレギュラーツアーで初優勝してシードを取るのが目標です」と、前向きに大会を締めくくった。
テスト合格後、それぞれステップアップツアー優勝の経験を持つ岩井ツインズは、姉の明愛が最終ホールでトリプルボギーを叩いて通算1オーバー7位タイ。妹の千怜は通算8オーバー16位で大会を終えている。
JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終成績
1 桑木志帆 -4
2 内田ことこ -4
3 山田彩歩 -2
4 小倉彩愛 -1
5T 後藤未有 0
5T 佐久間朱莉 0
7 岩井明愛 +1
8T 薮田梨花 +2
8T 植手桃子 +2
8T 工藤優海 +2
11T リ・ハナ +3
11T 阿部未悠 +3
13 篠崎愛 +4
14T フォン・スーミン +6
14T 上野菜々子 +6
16 岩井千怜 +8
17T 平井亜実 +9
17T 橋添穂 +9
19 奥山友梨 +10
20T 浜崎未来 +12
20T 東風花 +12
22 松本珠利 +18
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