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下剋上&ガケっぷちは誰だ!? 女子ゴルフ「ニッポンハムレディス」で運命の“第1回リランキング”
今週開催の「ニッポンハムレディスクラシック」終了後にシード権を持たない選手の出場優先順位を見直す第1回リランキングが実施される。
金田久美子、辻梨恵が限られたチャンスで結果を残す
今週開催の「ニッポンハムレディスクラシック」終了後にシード権を持たない選手の出場優先順位を見直す第1回リランキングが実施される。
この第1回リランキングの順位が適用されるのは、大東建託・いい部屋ネットレディス(7月21~24日)から第2回リランキングが行われるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月23~25日)まで。
例年と異なるのは、今年からリランキングの順位が賞金からメルセデス・ポイントに変わったこと。コンスタントに試合に出場することでポイントを稼ぐことができ、かつ予選通過や上位フィニッシュした者も獲得ポイント数が高くなる。つまり、前半戦の出場権を持つ選手が有利になるため、リランキングから逆転するのは難しい状況になった。
暫定リランキング(7月3日時点)の上位陣の顔ぶれを見てみると、1位黄アルム(605.45ポイント、QT6位)、2位ささきしょうこ(386.97ポイント、前半出場権)、3位佐久間朱莉(343.57ポイント、QT14位)、4位後藤未有(319.81ポイント、QT17位)、5位福田真未(305.98ポイント、QT8位)と、QTランキング上位の選手たちが順当にランクインしている。
というのも上記5人の選手たちに限れば、ここまで黄と福田が16試合、ささきと佐久間と後藤は18試合とコンスタントに試合に出場しているため、ポイントが積みあがっているのが分かる。
ただ、そんななかでも“下剋上”を果たしているのが、金田久美子と辻梨恵だ。
金田はQT87位で8試合の出場ながら、暫定リランキングは17位(216.68ポイント)。パナソニックオープンレディースで9位タイ、アース・モンダミンカップで7位タイに入り、大きくポイントを積み上げた。
また、QTランキング157位の辻梨恵(180.30ポイント)も8試合の出場ながら、暫定リランキングは24位と順位を上げている。辻は4日間大会のリゾートトラストレディスで5位タイに入ったことで高いポイントを獲得した。2人は大東建託・いい部屋ネットレディス以降の試合には、ほぼ出場できるだろう。
一発逆転したいリランキング当確ライン上の選手
一方で、QTランキング上位の選手たちの中でも崖っぷちに立たされている選手も少なくない。
第1回リランキング後に残りの試合にほぼ出られない危機にある主な選手が、暫定リランキング59位の下川めぐみ(34.04ポイントQT1位)、64位の東浩子(24.38ポイント、QT15位)、65位の新垣比菜(22.20ポイント、QT19位)などだが、ニッポンハムレディスで一発逆転を狙う。
気になるのは、第1回リランキングの順位では何位までが、その後の試合に出られるのかだ。
例えば大東建託・いい部屋ネットレディスやニトリレディスの出場人数は120人となっているが、主催者推薦枠が20人で協会規定枠では100人のため、リランキング40位前後が出場できる見通し。
となれば、リランキング当確ラインで戦っている選手たちは、ここは大きくポイントを稼ぎたいところ。では、ニッポンハムレディスに出場する選手で、暫定リランキング40位前後の主な選手の顔ぶれを見てみよう。
37位木戸愛(92.25ポイント、QT50位)、38位大城さつき(91.73ポイント、QT16位)、39位松森彩夏(89.31ポイント、QT37位)、44位竹山佳林(75.43ポイント、QT27位)、45位吉本ひかる(75.27ポイント、QT38位)、46位小野祐夢(69.65ポイント、前半出場権)、47位工藤優海(63.75ポイント、QT40位)、48位藤本麻子(57.05ポイント、QT28位)、52位吉川桃(45.86ポイント、QT31位)となっている。
いずれにしても残りの試合に出るには、一つでも多く順位を上げてフィニッシュするしかない。一発逆転で崖っぷちから這い上がるのは誰か。今週のニッポンハムレディスでは第1回“リランキング”の争いに注目しておきたい。
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