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ドライバーは“小”アイアンは“大”!? 34歳で優勝・菊地絵理香のクラブセッティング
「大東建託・いい部屋ネットレディス」で優勝した菊地絵理香。34歳の菊地の活躍を支えているのがベテランならではのセッティングでした。
初優勝時から7年間でアイアンは2本減った
地元・北海道で開催された「大東建託・いい部屋ネットレディス」で今季初優勝を飾った菊地絵理香。若い選手の活躍が目立つ女子ツアーで、34歳の菊地は2年連続で勝利を挙げています。その活躍を支えているのがベテランならではのセッティングでした。
菊地絵理香の過去5勝を振り返ると、どんどんアイアンの数を減らしていることがわかりました。ツアー初優勝を飾った2015年の「KKT杯バンテリンレディス」ではタイトリストの「VG3」アイアンを5番から入れていました。
しかし、翌年の「スタジオアリス女子オープン」で2勝目を挙げたときには、5番アイアンを抜いて6番アイアンからに。17年の「Tポイントレディス」に優勝したときも6番アイアンを使っていましたが、21年に4年振りの復活優勝をしたときには6番アイアンも抜いて7番アイアンからのセッティングにしていました。そして、今年5勝目をマークしたときもアイアンは7番からでした。
ちなみに昨年後半は「T200」のアイアンを使っていましたが、今年はよりロフトが立ってヘッドサイズが大きい「T300」にしています。ドライバーでは小振りな「TSi4」を使っているので、アイアンとの組み合わせがアンバランスに見えますが、その理由について菊地は優勝直後の公式会見でこう明かしました。
「ドライバーは小さいヘッドが好き。アイアンも小さいのが好きなんですけど、飛ばなくなってしまうので、中くらいのものにしています」
「TSi4」の前も「TS4」というヘッド体積430ccのドライバーを使っていましたが、その前は「VG3」という投影面積の大きなヘッドを使っていました。
当時、菊地は「VG3」のドライバーに関して「つかまりが良いのにフックフェースになっていなくて、すごくバランスが良い。球が楽に上がるのも気に入っていますし、とにかく顔がいい」とコメントしていました。ドライバー選びは当時から「顔の印象」をすごく重視していたようです。
初優勝からの5年間でアイアンを減らした分、ユーティリティーを3本にしています。現在は21、25、27度の「816 H1」を使っています。「816 H1」は15年に発売されたモデルで、菊地は17年シーズンから「816 H1」の21度前後を使い始めて、その後25度と27度を追加しました。使い慣れたユーティリティーだからこそ、アイアン並みの操作性を発揮できるようになったのでしょう。
アマチュアのみなさんもアイアンを減らしてユーティリティーを増やすだけでなく、気に入ったユーティリティーを長く使うこと参考にしてみてはどうでしょうか。
菊地絵理香の最新セッティング
ドライバー タイトリスト TSi4(ロフト/10度 シャフト/スピーダーNX50)
FW プロギア RS5 3W、5W(ロフト/15度、18度 シャフト/スピーダーエボ6)
UT タイトリスト 816 H1(ロフト/21度、25度、27度)
アイアン タイトリスト T300 7I-9I(シャフト/N.S.プロ ゼロス7-S)
ウェッジ タイトリスト ボーケイ SM9(ロフト/46、52、58度 シャフト/N.S.プロ ゼロス8-S)
パター オデッセイ 2-BALL ELEVEN
ボール プロV1x
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